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カテゴリー「音楽>Soundcloud」の6件の記事

2016年10月31日 (月)

サティ『グノシエンヌ第7番/星たちの息子』を、ペトロフのアップライトピアノで!

Soundcloud 紹介、第3弾もサティです。生誕150年もあと二ヶ月ですし(・o・ゞ

サティはグノシエンヌを6曲書いている、というのが通説ですが、実は第7番として出版された曲がございます。モトはと言えば、劇付随音楽になるハズだった『星たちの息子/Le fils des ètoiles』の第1幕の一部、かつ、ピアノ連弾曲『梨の形をした3つの小品』の第1番(この小品は「3つの小品」という題名でも実際には7曲なので、第1番=第3曲という楽しいネタもあるのですがw)にも転用されている・・・という、なかなか複雑な来し方の作品です。

サティ(1866-1925)『グノシエンヌ第7番』
2016.1.31. 高崎、アトリエミストラル
 ペトロフ P118D1 アップライトピアノ:筒井 一貴

2016年10月30日 (日)

サティ『グノシエンヌ第6番』を、1820年代のウィーン式フォルテピアノで!

Soundcloud 紹介第2弾は、ちょいとキテレツなネタです。

サティは1866年生まれですから、現代ピアノの時代の作曲家。その『グノシエンヌ第6番』を、音域6オクターヴの1820年代のウィーン式アクションのフォルテピアノで弾いています。いわゆる「オリジナル」ということを厳密に語るとほぼ暴挙に近いですが・・・「楽器の響き方の性格」を考えると、現代のピアノで弾くよりもよほど「味」が生まれるのは必定。

気がついてしまったのが運の尽きwで、やってみないワケには行かなくなってしまいましてネ。グノシエンヌの中でもサティらしさが際立っているこの「第6番」の雰囲気が、より独特になってくれました(・o・ゞ

サティ(1866-1925)『グノシエンヌ第6番』
2016.2.16. 池袋、自由学園明日館 ラウンジホール
 1820年製 グレーバー ウィーン式フォルテピアノ:筒井 一貴

2016年10月29日 (土)

Soundcloud始めました/F.クープランの『Les Barricades Mystérieuses/神秘の障壁』を、フレンチチェンバロで

これまでに YouTube飽きるほどじゃんじゃんw出して来ましたが、発表プラットフォームは多い方がよろしい・・・とゆワケで、しばらく前から考えていた Soundcloud を始めました。
こちらからど〜ぞ!→https://soundcloud.com/kazutaka-tsutsui

映像ナシの音声だけ、というネタが意外と少ないのが判明しましたが、こちらもどうぞご贔屓のほど、よろしくお願いします〜!m(._.)m

世田谷のお屋敷:松本記念音楽迎賓館のフレンチ式チェンバロで、F.クープランの『Les Barricades Mystérieuses/神秘の障壁』をどうぞ。

2016年10月18日 (火)

ガルッピの生誕祭によせて『ソナタ ハ短調』を、クリストフォリ式の初期イタリア風フォルテピアノで

今日(10/18)は、イタリアの作曲家:ガルッピ(1706-1785)の誕生日ですよ〜。

ピアノに相当する楽器が歴史上記録に残っているのは1700年のフィレンツェ、メディチ家の楽器所蔵目録で、それならばピアノの誕生は少なくともこれより少し前、というのが通常の理解でしょう。それなのに、いまだに「ピアノの誕生は1709年」という記述がそこら中でまかり通っている現状には呆れるほかございませんが、もはや仕方ないかなぁ・・・と(・x・ゞ

ガルッピのソナタはミケランジェリが現代ピアノを弾いた素晴らしい録音がございますが、この時代の特にイタリアの鍵盤楽曲はこれほどの名手が弾かないとなかなか「それっぽく」ならないです。現代のピアノで弾くとどうしても大げさな雰囲気になりやすく、大げさにならないように注意したところでただ弱いだけの演奏に。そしてチェンバロで弾くと、現代ピアノを知っている我々にとって満足できるような細かな強弱表現が難しいため、どうしても物足りない印象になってしまいます。

この動画で使っている「クリストフォリ式の初期イタリア風フォルテピアノ」にはモデルとして特定の楽器があるワケではなく、ピアノの発明者とされている伊太利亜のクリストフォリによる1726年製の楽器(現:ライプツィヒ大学所蔵)にもとづくアクションを搭載して、自由な発想のもとにチェンバロ製作の久保田彰氏が2006年に製作した楽器です。

1700年ごろ、実はピアノの誕生を目指す萌芽がヨーロッパのあちこちで見られ、やはり音楽もピアノというまだ見ぬ楽器をあたかも念頭に置いているかのような方向に変わり始める兆しがあります。ガルッピの鍵盤楽曲は、まさにこの時代ど真ん中の中途半端とも評価されてしまいそうな存在ですが、このようなクリストフォリタイプの初期フォルテピアノで弾くと、その独特な魅力が「腑に落ちる」感覚があります。



Soundcloud にも音声をアップしましたです(・o・ゞ

2016年6月 7日 (火)

6月5日/『サティが生きたパリの音』・・・オリジナル楽器で生誕150年のサティを@高崎 アンコール(グノシエンヌ第5番)

2016年6月5日、高崎、アトリエミストラルにて『サティが生きたパリの音』でのアンコール動画をお送りします!

サティが生きていた1905年製のプレイエル 3bis(トロワビス)、場所はかつて信用金庫の建物であって非常に頑丈であるおかげか(どうだか知らんけどw)、日本離れした「石の響き」が存分に愉しめる会場。ピアノも水を得た魚のごとく響き渡ってくれました(・o・ゞ

サティ(1866-1925)グノシエンヌ第5番
2016.6.5. 高崎、アトリエミストラル
 1905年製 プレイエル 3bis グランドピアノ:筒井 一貴


Soundcloud にも音声をアップしましたです(・o・ゞ

2016年5月18日 (水)

サティ生誕祭によせて『グノシエンヌ第7番』を、ペトロフのアップライトピアノで

し、しまった。昨日(5/17)は、サティの151回めの誕生日でしたね〜♪(^^;;;;;
例によって自分の動画、今年始めに素性の抜群なアップライトピアノで行ったコンサートの実況です。

サティの『星たちの息子』第1幕より→『グノシエンヌ第7番』→『梨の形をした3つの小品』第1曲(実質は第3曲めw)という経緯をたどった曲、ピアノソロ曲としては『グノシエンヌ第7番』として好事家に知られている・・・はず!(・o・ゞ



Soundcloud にも音声をアップしましたです(・o・ゞ

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