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カテゴリー「音楽>メーカー>HORUGEL」の2件の記事

2023年11月30日 (木)

1960年代前半の HORUGEL/ホルーゲル 128cmで、シベリウス/『Elegiaco, op.76-10』を

1960年代前半と推定できる HORUGEL/ホルーゲル 128cm で、シベリウスの Elegiaco, op.76-10 を弾きました。例によっての #ピアピット による外装以外オーバーホールです(*´-`)

ホルーゲルを製造していたのは小野ピアノ製作所で戦前からの老舗、もともと東京は蒲田東六郷に工場がありましたが戦中の1941年に神奈川の湯河原に強制疎開、戦後1961年に廃業するまで湯河原で生産していたと推定できます。ただネット上には1961年より後に納品されている個体も散見されますので小野ピアノ製作所の廃業後にどこかが引き継いで生産していた可能性も高く、どうにかして詳細な調査をしなきゃですね〜😅

*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html

シベリウスが若い頃に打ち込んだのはヴァイオリンで、かなり遅くまでピアノ自体を持っていませんでした(アップライトは持っていたと思いたいのですが定かではなし)。しかも「ピアノ曲はお金のために作曲したんだよね〜」とかいう自身のつぶやきwが記録されており、それが全てではないにしても興味深い事実。それにしてもシベリウスという人類の歴史に残る名作曲家がピアノという楽器からどうやって音色や雰囲気を引き出そうかと熟考して世に出した作品の数々ですからどれも小洒落ていまして、この曲はとりわけ素敵なひらめきに満ちた佳曲ですよ〜(・o・ゞ

2018年11月21日 (水)

ベートーヴェン『ピアノソナタ第14番(月光)』第1楽章を、音楽準備室(東大宮)のホルーゲル(小野ピアノ)製グランドピアノで

2018年10月、東大宮に「酒×classic」そして「おもちゃ箱をひっくり返したような空間」という型破りなコンセプトを標榜した飲み屋が誕生しました。その名も『音楽準備室』という、この時点で音楽関係者はワクワクを禁じ得ないのではないでしょうか。ご店主が我が出身高校オーケストラ部の後輩というところ、微妙に責任を感じるような感じないような(・x・ゞ
・音楽準備室:http://vinomusica.jp/

11月9日、いよいよ『音楽準備室』に2台めのグランドピアノが搬入、これがまた国産ピアノの黎明期の一翼を担っていた「小野ピアノ」がコツコツと造っていた労作、ホルーゲル(HORUGEL)というブランドの155cmモデル。1955年あたりの製作と推測されています。これを丁寧に修復したのが宮原のさいたまピアノ工房、楽器に対する愛情と尊敬を第一義に取り組む姿勢にはいつもながら感服させられっぱなしです。
・さいたまピアノ工房:http://saitama-piano.main.jp/

この楽器の搬入直後、調律がガタガタに崩れているだろうなと思いきや案外と「それっぽく」まとまっていたので、さっそく動画を録りました。ものの10分程度の音出しでなんとも素直な音色が出てきたのがこれ幸い、しかも低音が妙に美しく伸びる・・・と来れば、弾くのはやはりこの曲でしょう。ベートーヴェンのピアノソナタ第14番(月光)から、第1楽章です。池袋から30分ちょい、是非とも東大宮まで出向いて愉しんでくださいませ!

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