ベートーヴェン『ピアノソナタ第14番(月光)』第1楽章を、音楽準備室(東大宮)のホルーゲル(小野ピアノ)製グランドピアノで
2018年10月、東大宮に「酒×classic」そして「おもちゃ箱をひっくり返したような空間」という型破りなコンセプトを標榜した飲み屋が誕生しました。その名も『音楽準備室』という、この時点で音楽関係者はワクワクを禁じ得ないのではないでしょうか。ご店主が我が出身高校オーケストラ部の後輩というところ、微妙に責任を感じるような感じないような(・x・ゞ
・音楽準備室:http://vinomusica.jp/
11月9日、いよいよ『音楽準備室』に2台めのグランドピアノが搬入、これがまた国産ピアノの黎明期の一翼を担っていた「小野ピアノ」がコツコツと造っていた労作、ホルーゲル(HORUGEL)というブランドの155cmモデル。1955年あたりの製作と推測されています。これを丁寧に修復したのが宮原のさいたまピアノ工房、楽器に対する愛情と尊敬を第一義に取り組む姿勢にはいつもながら感服させられっぱなしです。
・さいたまピアノ工房:http://saitama-piano.main.jp/
この楽器の搬入直後、調律がガタガタに崩れているだろうなと思いきや案外と「それっぽく」まとまっていたので、さっそく動画を録りました。ものの10分程度の音出しでなんとも素直な音色が出てきたのがこれ幸い、しかも低音が妙に美しく伸びる・・・と来れば、弾くのはやはりこの曲でしょう。ベートーヴェンのピアノソナタ第14番(月光)から、第1楽章です。池袋から30分ちょい、是非とも東大宮まで出向いて愉しんでくださいませ!
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