グラナドスの生誕祭によせて『スペイン舞曲集』第2曲『オリエンタル』を、1905年プレイエル製ピアノで
今日(7/27)はグラナドス(1867-1916)の誕生日ですよ〜。
『12のスペイン舞曲集/12 dansas españolas』より第2曲『オリエンタル/Oriental』を、1905年製(85鍵)のプレイエル 3bis(トロワビス)型ヴィンテージピアノで弾きました。
グラナドスはカタロニア(カタルーニャ)生まれバルセロナ育ちのスペインの作曲家。この初期の作品『スペイン舞曲集』はいかにもスペイン風なノリの曲の数々ですが、鍵盤楽器でこのノリを表現するのはそうそう簡単なコトではございませんで。実は曲のキャラクターがあまりにもはっきりしているので、「それっぽく弾けているように」自分で自分を騙しやすい・・・という落とし穴が待ち構えているんですね〜。とりわけ遅く音が少ない箇所では、言うなれば「響きの設計」という認識を持っていないと全く太刀打ちできないという(・x・ゞ
使っているピアノは、おなじみ、高崎のアトリエミストラル所蔵の1905年製プレイエル 3bis(トロワビス)型、コンスタントに使われていて演奏会ごとにきちんと手を加えられており、イイ感じに響きが育っています。もともと信用金庫であった頑丈な建物でかなり音が回り、ちょっと日本でないような錯覚にさえ陥ることもあります。ココ、実はヴィンテージな楽器を演奏するのにかなり適した環境なんですよ〜。
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