David Dubery(1948- ) : "Pinch-Belly Park" from "Two Stopfordian Impressions"/リコーダー:中村栄宏
11月15日、ペトロフの「木の響き」を味わい尽くす一日 の当日午前中、中村栄宏くんのリコーダーと収録した動画です。・・・パソコンにファイルを転送しただけで忘れかけていまして(・o・ゞ
リコーダーはバロック時代に隆盛を極めた楽器、という認識は間違いではございませんが、実はここ100年以内で作曲された曲が数多く存在しています。
この曲の作曲者: David Dubery (1948- ) は、南アフリカ在住英国人両親のもとに生まれ、13歳のときにManchesterに転居、作曲の才を遺憾なく発揮して今なおご健在です。
この曲の出版は2010年、"Two Stopfordian Impressions" と題されており、Manchester近郊のStockportの2つの印象、という曲です。Stopfordianとは、なんと「Stockport native」で、転じて「Stockportの」という意味になるんですね〜(◎o◎ゞ
この動画は、その1曲め「Pinch-Belly Park」です。Stockport 最古の公園は Vernon Park(1858年9月20日開園)ですが、その公園を作っていた労働者たちは pinch-belly park と呼んでいたとのこと。
この公園の昔、ビクトリア時代に思いを馳せながら冬の日に一人散歩する情景を描写している曲で、英国のビクトリア時代の象徴として、曲の最後にエルガーの『愛の挨拶(1899年作曲)』の断片が仕込まれています。
木製リコーダーが「木の響き」の楽器であることは当然ですが、現代ピアノも共鳴箱は木ですから本来は「木の響き」の楽器でありま〜す。
この万事忙しくなってしまった現代、少なくとも自分の音楽の周りには丁寧さを第一にできるようなゆったりした時間が流れていて欲しいなぁ・・・と願いつつ、昔ながらの「木の響き」とリコーダーとの響き合いをお楽しみください!
2015.11.15. 白金台、チェコ製ピアノ「ペトロフ」専門店:ピアノプレップ
リコーダー(アルト):中村 栄宏
ピアノ(ペトロフP194):筒井 一貴
チェコ製ピアノ「ペトロフ」専門店 ピアノプレップ:http://www.pianoprep.jp/
中村栄宏/リコーダー奏者:http://hidehiro-recorder.wix.com/
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