1976年製 Fritz Kuhla/フリッツクーラ 特製50号で、ゲール(ハール)『Valse-Berceuse, op.89』を
早くも今年の1/6が過ぎようとしていますがw、1976年製のFritz Kuhla/フリッツクーラ 特製50号 でゲール(ハール)の『Valse-Berceuse, op.89』を弾きました。例によっての ピアピット の気合いイレ過ぎなオーバーホールですぜ(*´-`)
Fritz Kuhla/フリッツクーラは、はアポロピアノで有名な東洋ピアノ製造による上位機種で、高品質の木材を使って丁寧な手作業で作られ「グランドピアノと比べても遜色ない仕上がり」を標榜していた由。やたらとカンカンするという評判もあったようですが、ハンマー交換を含めたしっかりしたオーバーホールで生まれ変わりましたよ〜(*´-`)
*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html
作曲のHenri van Gael(1846-1918)は、少し前までの発表会の定番だった『蝶々』という作品の作曲者としてのみ知られているといっても過言ではないですが、実は19世紀後半のあまたの作曲家の例にたがわず大変な多作家で作品も相当に売れていたようです。『Valse-Berceuse, Op.89』は、op.86からop.91まで6つの作品番号にわたる「Pavots, opp.86-91」という連作の第4曲め、「pavot」とは仏蘭西弁で「ケシ」すなはち「ポピー」のこと、ポピーの花を窓辺に飾る習慣はあちらではワリと普通のようでして、要は「色とりどりの作品集」的な意味合いの連作なんだろうなぁと。ですが、この『Valse-Berceuse』=『子守唄風円舞曲』という題名はナゾで、Berceuseとは子守唄なのにこの明るい曲調とはコレいかに。
なお Gael はベルギー人でオランダ語系の名前だそうで、カタカナ表記にするときは、なんと「アンリ・ヴァン・ハール」が適切な由。日本人にとっては不要なマメ知識w
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