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カテゴリー「音楽>メーカー>BELTON」の2件の記事

2022年6月 5日 (日)

BELTONのアップライトピアノFU33W(1976年製)で、メリカント『ワルツ・レント, op.33』を

フィンランドの作曲家、Oscar Merikanto(1868-1924)による『ワルツ・レント/Valse Lente, op.33』を、昭和51年(=1976年)納入調律という調律カードが入ったBELTONのアップライトピアノFU33W(Serial No. 303xx)で弾きました。

このピアノ、形式が「FU33」でウォルナット仕上げなので「W」が付けられているんだろうなぁと推測。この個体は某教会の所有で、調律カードを読み解くと2002年までは数年おきに手を加えられていたようですがそれから20年近く放置されていた由。そのワリには状態がまともで調律しただけでそれなりに豊かな響きが蘇ったのが僥倖で、2022年6月4日にごく小規模で行ったミニコンサートの実況録画でございます(*´-`)

BELTONは古き佳き時代の国産ピアノ、日本のピアノ製作のメッカであった浜松の冨士楽器/ベルトーンピアノ研究所で作られています。このベルトーンという名称は芸大教授でピアニストであったレオニード・クロイツァー/Leonid Kreutzer(1884-1953)氏によるもので、ピアノの鋳物フレームには誇らしげに<"BELTON" NAMED BY PROF. LEONID KREUTZER>と鋳込んであります。また、古い時代のBELTONの鋳物フレームで<MANUFACTURED SINCE 1937>と鋳込んである写真が複数転がっております。BELTONは「国産ピアノの中でとりわけ音色が良い」という定評はあるようですが、かたや「修復にエラく手がかかる」という評価もあるようで、まぁありがちなバラつきなんだろなぁというのがワタクシ個人の見怪でございます。とりわけ、楽器とはもともとの質よりもナニよりも「履歴の個体差」の方が圧倒的にモノを言いますからね〜。

なお、BELTONというロゴから「ベルトン」とカタカナ書きされることが少なくないようですが、最後期に働いていた方からカタカナ書きが「ベルトーン」だったという証言が得られました。皆さま、歴史は正しく伝えていただきたく存じます(*´-`)



2022年2月12日 (土)

BELTONのアップライトピアノFU33W(1976年製)で、ゲール『ポピー, opp.86-91』から、第4曲『Valse-Berceuse, op .89』を

1900年にアムステルダムで出版された、Henri van Gael(1846-1918)による『Pavots, Opp.86-91』の第4曲め『Valse-Berceuse, Op.89』を、昭和51年(=1976年)納入調律という調律カードが入ったBELTONのアップライトピアノFU33W(Serial No. 303xx)で弾きました。

このピアノ、形式が「FU33」でウォルナット仕上げなので「W」が付けられているんだろうなぁと推測。この個体は某教会の所有で、調律カードによると2002年までは数年おきに手を加えられていたようですがそれから20年近く放置されていた由。そのワリには状態がまともで調律しただけでそれなりに豊かな響きが蘇ったのが僥倖で、2022年2月11日にごく小規模で行ったミニコンサートの実況録画でございます(*´-`)

BELTONは古き佳き時代の国産ピアノ、日本のピアノ製作のメッカであった浜松の冨士楽器/ベルトーンピアノ研究所で作られています。このベルトーンという名称は芸大教授でピアニストであったレオニード・クロイツァー/Leonid Kreutzer(1884-1953)氏によるもので、ピアノの鋳物フレームには誇らしげに<"BELTON" NAMED BY PROF. LEONID KREUTZER>と鋳込んであります。また、古い時代のBELTONの鋳物フレームで<MANUFACTURED SINCE 1937>と鋳込んである写真が複数転がっております。BELTONは「国産ピアノの中でとりわけ音色が良い」という定評はあるようですが、かたや「修復にエラく手がかかる」という評価もあるようで、まぁありがちなバラつきなんだろなぁというのがワタクシ個人の見怪でございます。とりわけ、楽器ってぇシロモノはもともとの質よりもナニよりも「履歴の個体差」の方が圧倒的にモノを言いますからね〜。

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作曲のHenri van Gael(1846-1918)は、現代では発表会でしばしば弾かれていた『蝶々』という作品の作曲者としてのみ知られているといっても過言でないですが、実は19世紀後半のあまたの作曲家の例にたがわず大変な多作家で作品も相当に売れていたようです。『Valse-Berceuse, Op.89』は、op.86からop.91まで6つの作品番号にわたる『Pavots』という連作の第4曲めです。「pavot」とは仏蘭西弁で「ケシ」すなはち「ポピー」のこと、ポピーの花を窓辺に飾る習慣はあちらではワリと普通のようでして、要は「色とりどりの作品集」的な意味合いの連作なんだろうなぁと。なるほど、これら連作はどれも親しみやすく手軽な小品で、音楽といえば生楽器の演奏以外には存在し得なかった時代の日常の音楽作品として誰もが親しんでいたのでしょうね〜。

Gael_pavots

なお Henri van Gael はベルギー人でオランダ語系の名前だそうで、カタカナ表記にするときは、なんと「アンリ・ヴァン・ハール」が適切な由。日本人にとっては不要なマメ知識w

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