レナルド・アーン『Le rossignol éperdu/思い惑う夜鶯』から第5曲『Soleil d'automne/秋日和』を、1905年製プレイエル3bisピアノ(85鍵)で
レナルド・アーン(1874-1947) の独り語りとも言えそうな玄妙な小品集『Le rossignol éperdu/思い惑う夜鶯』から第5曲『Soleil d'automne/秋日和』を1905年製85鍵のプレイエル 3bis(トロワビス)型ヴィンテージピアノで弾きました。
アーンは歌曲方面で渋い人気wを博していますが、それでもピアノ曲を書いていないワケはございませんでして。この『Le rossignol éperdu』は1912年の出版ですからこのプレイエル3bis と同世代、古典的なかたちをしていながら随所にこの時代のおふらんすな響き満載、そして新しい時代への萌芽ともいうべき難しい響きもあり、やはりこのような魅力は同世代のピアノで魅力百倍。まぁ地味ですけどね〜 (*´-`)
19世紀末から20世紀初頭にかけては現代的な科学技術が次々と花開いたタイミングで、ピアノに限らず人間の生活が大変に変化したタイミングでもありました。そしてこの時代に生み出された芸術もまた大きく変化したワケでして、あまたの才能そして魑魅魍魎がそれこそうじゃうじゃと湧いていた時代なんですね〜。この時代はまだまだ「魔力」に満ちていて神秘的なナニかに対する感受性も相当に高かった時代でしょうから、たかが現代日本人がこの時代のピアノを使ったところでそれを強く強く念頭に置いて弾かないと一発で返り討ちされるのが怖く、またオモシロいのでありま〜す (`・ω・´)
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