Georg Böhm の『組曲 へ短調』から「第4曲 チャコーナ/Ciacona」を、超低音16フィート付のジャーマンチェンバロで
昨日(1/18)の豪華ランチのついでに(おっとw)楽器の弾き込み仕事もしっっっかりとやってきまして、せっかくなので動画しぅろくのお願いをするところまでがテンプレでw
ココ、いわき市の「いわきアリオス」所蔵の大型チェンバロは16フィート弦という超低音弦を搭載したか〜なり珍しいチェンバロ(製作:Matthias KRAMER)でして、チェンバロに対する固定観念を吹っ飛ばしてくれる愉しい楽器です。記録が残っている楽器もきはめて数少ないので「キワモノ扱い」されるのもまた仕方ないこと。ですが、文化・芸術を醸成するにあたっては多様性こそが命。このような珍しい楽器をしかも弾き込みができる機会があれば率先して出向いて紹怪するのがワタクシの立場でありま〜す (`・ω・´)シャキーン
Georg Böhm(1661-1733) の『組曲 へ短調』から「第4曲 チャコーナ/Ciacona」です。Georg Böhm は J.S.バッハを教えた人物の一人、北ドイツはハンブルク近郊のリューネブルクの大オルガン奏者として一生を送りました。チェンバロのための組曲を何曲も書いており、どれもいかにも堅実で渋いドイツ風味な魅力にあふれていて素敵な曲集です。ここでは両手とも下鍵盤で4フィートと8フィート2本と16フィートとフルで重ねています。へ短調の厳しさと力強さを超低音の16フィート弦でがっつり増強させつつチャコーナの華やかさを4フィート弦で両立させよう、という目論見です。
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