シベリウスの『樅の木 op.75-5』を、ウィーン式アクションの1894年製ベーゼンドルファーで
クリスマスシーズンにはチト遅れをとった模様ですが・・・シベリウスのピアノ小品集 op.75より、第5曲『もみの木』です。この op.75 は北欧のピアノ曲を多数紹介してきた舘野泉氏の校訂による全音版につけられた「樹の組曲」という愛称で知られていますが、念のため、これはシベリウスがつけた名称ではなくあくまでも舘野氏による提案にすぎない、ということが楽譜に明記されています。
シベリウスは1865年に生まれて1957年に亡くなっているという大変に長命な作曲家・・・ということは、著作権が死後70年の国ではまだ切れていないという驚きが。シベリウスはピアノよりもむしろヴァイオリンが良く弾ける作曲家で、50歳にしてようやくスタインウェイのピアノを新品でプレゼントされたとのこと。この動画の op.75 は1914年の作曲ですから、実はこの1年前のことだったのでした。
この動画では1894年製のベーゼンドルファーを使っています。シベリウスが有名な交響詩『フィンランディア』を書いた5年前、50歳以前の(以後でもw)シベリウスがどのようなイメージをピアノに持っていたかは憶測する以外に手だてがありません(手だてと云うのか?www)が、論より証拠で一つの方向性が聴こえるかもしれませんよ〜。50歳以前の(以後でもw)シベリウスがどのようなイメージをピアノに持っていたかは憶測する以外に手だてがありませんが、論より証拠で一つの方向性が聴こえるかもしれませんよ〜。シベリウスが1889年にベルリンに留学し、さらにウィーンでも学んでいる・・・ということは、心に留めておいても悪くなさそうな(・o・ゞ
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