BECHSTEIN K 1932年製(PIAPIT修復)で、マスネ『いともゆるやかなワルツ/Valse très lente』を
おなじみ印西市のピアピットでピン板交換という大手術を敢行したBECHSTEIN K(1932年製)で、マスネ『いともゆるやかなワルツ/Valse très lente』を弾きました。
ベヒシュタインK型は現代は製造されていない小さなグランドピアノです。古い楽器らしさを残すために外装には手をかけず、調律の「持ち」に不安があってボディーの一部をえぐってピン板を取り替えるという大手術を敢行、古い楽器の味わいを残しつつ健康的な音色が見事によみがえりました。カール・ベヒシュタインが修行したのはパリですから、実はベヒシュタインってドイツで作られていても系統・血筋としてはフランスのピアノなんですね〜。
*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html
マスネ(1842-1912)は今でこそヴァイオリンの通俗名曲『タイスの瞑想曲』でしか知られていませんが、実はオペラを中心とする当代一流の超人気作曲家でした。ベヒシュタインはフランスのピアノ製作の伝統を受け継いでいる楽器ですから、このいかにもおふらんすなしなやかで美しい世界がドンピシャに似合っていますよ〜(・o・ゞ
同じ曲を アトリエミストラル の1905年製プレイエルでも弾いています。こちらもどうぞご賞味くださいませ〜 (`・ω・´)
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