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カテゴリー「音楽>作曲家>Boëllmann」の5件の記事

2024年8月29日 (木)

1950年ごろ製造 STEINBERG/スタインベルグで、ボエルマンの『インプロヴィゼーション集, op.28』から、第1曲を

戦後おそらく1950年前後と思われる STEINBERG/スタインベルグ(内山楽器製造)で、ボエルマンの『インプロヴィゼーション集, op.28』から、第1曲を弾きました。例によってのピアピットの入庫品でクリーニングと再調整のみ、な〜かなか味わい深い音色ですよ〜。

STEINBERG/スタインベルクは戦前のドイツはベルリンのメーカーですが、この個体はそれとは縁もゆかりもなく、実は日本で主に下請けとしてピアノを製作していた内山楽器製造が製作していたものです。動画内に載せた品番を消した痕(な〜んとなくNo.350と読めそうな気がしませんか?)からして、他メーカーの鋳物フレームを流用した製品と推測できます。

相互の了解のあるなしに関わらずwww部品の流用は頻繁にあった業界ですし、そもそも鋳物フレームの設計・発注なんぞは知識をごっそり持って資本力がある限られたメーカーしかできなかったワケで、右上のブランド名だけを差し替えれば流用できるようにしている設計にしてあるところもまことに興味深いです。このようなメーカー間の提携・流用関係を知る人はあらかたあの世に行ってしまっていることが残念でなりません。

*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html

基礎文献:三浦啓市『日本のピアノメーカーとブランド』
https://www.ankasha.com/books/books2

Léon Boëllmann/ボエルマン(1862-1897)はオルガン方面で有名なフランスの作曲家で、ご多分にもれずにオルガニストでありピアニストでもありました。この『インプロヴィゼーション集, op.28』は良い感じでおふらんすな洒脱さが随所に光る佳作集ですよ〜(・o・ゞ

2024年3月15日 (金)

1955年製のYAMAHA No.300(300号) で、ボエルマン『ノクターン, op.36』を

渋く木目が透けて見える 1955年製 YAMAHA No.300(300号) で、ボエルマンの『ノクターン, op.36』を弾きました。昨日ピアピットの萬年筆&インク沼に参戦したと言っても他にナニもしないでサボっていたワケではございませんぞ😎

このYAMAHA No.300(300号)は量産前のピアノで高さは131cm、象牙鍵盤で飾りパネルと実に丹念に作られていて、値段は当時のサラリーマンの平均月収のおよそ10倍だったとのことです。響板にまだアカエゾマツが使われていた時代の逸品で、地響きするような低音そしていかにも古き佳き時代の中身の濃ゆい音色が鳴り響いてますよ〜(*´-`) #ピアノ工房 #ピアピット #再調整

*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html

ボエルマン/Léon Boëllmann(1862-1897)はオルガン方面で有名なフランスの作曲家で、ご多分にもれずにオルガニストでありピアニストでもありました。このノクターン、おふらんすな華やかさと洒脱さそして重厚さとを兼ね備えた大変に充実した作品です。良い曲を見つけましたわ〜(・o・ゞ

2023年6月 9日 (金)

APOLLO A120 PIERRE(ピエルレ)2005年製 で、ボエルマンの『インプロヴィゼーション集, op.28』から、第8曲を

例によっての ピアピット のピアノ、2005年製の APOLLO A120 PIERRE アップライトピアノで、ボエルマン『インプロヴィゼーション集, op.28』から、第8曲を弾きました。APOLLOはワリとどこにでもあるようなごく普通のド中堅国産ピアノ、入荷することも多く比較的リーズナブルに提供される場合も少なくありません。

PIERREはカタログ上「ピエルレ」という表記で、仏蘭西弁で「宝石」の意味です。小ぶりなボディに職人手彫りの彫刻をふんだんにあしらった高級インテリアピアノ、という謳い文句で紹介されていました。この個体は独特の華やかさがあるように感じます。

*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html

ボエルマンはオルガン方面で有名なフランスの作曲家で、ご多分にもれずにオルガニストでありピアニストでもありました。この作品、単純さとおふらんすな洒脱さとを兼ね備えた短くも愛すべき曲ですよ〜(・o・ゞ

2017年4月 7日 (金)

ボエルマン/Boëllmann(1862-1897)『Heures mystiques, op.29』から「Sortie 変ロ長調」を、アドラー社の大型リードオルガン(1916年製)で

※え〜、昨日(4/6)は単なる内視鏡検査をわざわざ写真つきネタにしたばかりに一部で顰蹙をかってしまい、この現代、ネットでの情報発信はあくまでも軽く楽しい方向のネタに限られるンだなぁ・・・との認識を新たにいたしました、ハイ。すんませんでした〜(・◇・ゞ

・・・とゆ〜ワケで(ど〜ゆ〜ワケだw)、1916年製ニューヨークのAdler社の大型リードオルガンでの動画を紹介します。オルガン奏者にとってのみ比較的知られている、夭折の作曲家:ボエルマン(1862-1897)の『Heures mystiques/神秘なる時(時禱), op.29』から「Sortie 変ロ長調」です。いかにも変ロ長調の華やかさに満ちた曲でございまする。

 

2017年2月21日 (火)

ボエルマン/Boëllmann(1862-1897)『Heures mystiques, op.29』から「Entrée ハ長調」を、アドラー社の大型リードオルガン(1916年製)で

さぁ、今度の日曜日(2/26)は高崎にてリードオルガンコンサート: 風琴音楽會Vol.1 大作曲家とリードオルガン ですから、ピアノばかり弾いているワケにも行きませぬ(・o・ゞ

本日(2/21)は会場の アトリエミストラル に出向いてのリハーサル第1弾、とにかくリードオルガンを弾き倒して来ました。今回はタイミングに恵まれ、めったにお目にかかる機会のない大型のリードオルガンも使えるとなれば、動画でご紹介するのがワタクシの使命でございまして (`・ω・´)シャキーン

オルガン奏者にとってのみ比較的知られている、と言っても良さそうな夭折の作曲家・オルガニスト:ボエルマン/Boëllmann(1862-1897)の『Heures mystiques, op.29』から、「Entrée ハ長調」を、1916年ニューヨークのアドラー/Adler社による、6オクターヴの音域を誇る堂々たるリードオルガンで弾きました。

キリスト教会にはオルガンが必須、しかし全ての教会がパイプオルガンを備えられるほどに財政が豊かであったはずもなく、そのような教会には足踏み式のリードオルガンが備えられていました。キリスト教徒は日曜日の午前には教会に出向くのが基本ですから全員がオルガンの音色を幼少期から知っており、それはパイプオルガンの音色だけでなくリードオルガンの音色でもありました。現代でも、地方の小さな教会ではリードオルガンがバリバリの現役なのですが、このことはなかなか知られることがありません。市井の人々を育てる魂の音色の一つとして、リードオルガンはとても大切な楽器なのです!

この動画で使っているリードオルガンの修復を行ったのは、おなじみ「才気堂」 渡邉 祐治 氏。単なるピアノ調律師ではなくリードオルガンの修復家であり伝道師であり、さらにその枠をもはるかに飛び越えた大変な才人、底知れぬ発想にはいつも楽しい絶望感を感じさせられてしまっています(・o・ゞ
調律師「才気堂」:http://saikido.blog.jp/

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