渡良瀬川の少し奥、草木ダムの際そして足尾の手前に「童謡ふるさと館」という知る人ぞ知る施設があるのですが、そこの「童謡ホール」にはカナダはベル社が1900年ごろに作ったらしい大型リードオルガンがありまして、下に1本リンクさせたようにYouTubeに何本も出していますがま〜た美しく響くんですわ。
・童謡ふるさと館
https://www.city.midori.gunma.jp/www/contents/1000000000192/index.html
宇都宮のピアニストの方がここのスタインウェイのアップライトピアノと童謡ふるさと館のをいたくお気に召して映像付きコンサートをするとのことで、それならリードオルガンとジョイントにしよう・・・ということでお声がかかりました(*´-`)
このコンサートは童謡ふるさと館の童謡ホールで14時開演、入場料は入館料の200円のみという超破格です。秋の1日、浅草から東武の特急を使えばモノの3時間で深山幽谷の渡良瀬渓谷、最寄駅は神戸(ごうど)ですがそこから20〜30分くらいのんびり渡良瀬渓谷沿いのハイキングをお楽しみくださいましね〜w
急遽お手伝いすることになりました🔥
一昨日10/29に高崎で使ったChicago Cottage Organ社のリードオルガンを川口に運んで、20世紀前半の混沌とした時代の音楽、シュレーカーの『室内交響曲』のハルモニウムパート。全く馴染みのない音楽でしたが、いやいやなんのなんの、美しいところあり混沌ありの素晴らしい音楽ですぞ🫵
この曲は『室内交響曲』と言いながら、ハープ、チェレスタ、ハルモニウム、ピアノが入っているのも見どころ聴きどころだったり。現代のオーケストラの中だと埋もれそうな気もしますが、低音の伸ばしで存在感を発揮させられたらイイなと思ってます😎
11月2日、川口リリア音楽ホールにて19時開演です。当日いきなりでも大丈夫ですので、是非ともおいでくださいませ〜☝️
10月29日、ひさびさに高崎のアトリエミストラルで演奏会です。
今回は、1890年代前半に作られたらしき Chicago Cottage Organ 社のリードオルガンです。このように上に飾り棚がついたリードオルガンは「Parlor organ」と呼ばれており、19世紀後半の北米ではアップライトピアノ以前の家庭用鍵盤楽器として隆盛を極めていたんですよ〜〜〜(・o・ゞ
日本ではリードオルガンはまだまだ教会の讃美歌か童謡唱歌か、というなんとなく「懐かしい癒やしの楽器」程度の認識にとどまっているフシもございますが、イヤイヤなんのなんの。一時代を築き上げたような楽器がその程度にとどまっていようハズはございませんで、その美しい姿のみならず音色が素晴らしいんですね〜。アメリカそしてカナダにはかなりの数のリードオルガン製作所がありまして。それこそ何万台も量産されていたようです。
そんな楽器をメインに使って、国産のリードオルガンも並べてこの豊かな世界の一端をお見せします(*´-`)
1900年前後のフランスのフルートと、1905年製フランスの PLEYEL の夢の共演シリーズ、今回は石井孝治さんが吹くベーム式フルートの知る人ぞ知る名器、19世紀後半のClaude Riveです。曲は、これまた同時代の名手ゴーベール/Gaubert(1879-1941) が1905年に作曲した『ロマンス』です。
実は、ゴーベールのフルートとピアノのための『ロマンス』は1905年作曲と1908作曲の2曲ありましてともにイ長調、おそらくこの動画で演奏している1905年作曲の方が演奏される機会が多いかと思います。ゴーベールはフルートの世界以外ではむしろパリ音楽院管弦楽団の指揮者としての活躍が知られているフシがあり、蓄音機時代に数々の名盤を残しています。また、都響を振っていた名指揮者ジャン・フルネの師匠だったりもするんですよ〜。
ワタクシがワリと過激な「中古派w」なのはみなさまご存知とは思いますが、この夢の共演シリーズでご一緒しているフルート教室ファルべのお二方が奏でる100年前のベーム式フルートもまた過激に当時の価値観を我々に投げかけてきて最っ高なんですね〜。そりゃもぅ高崎の アトリエ ミストラル で動画収録をしないワケには行きませんで、ひたすらに温かく美しい世界となりました(*´-`)
今度の11月12日14時半開演で、この三人で 笛の音 あ・ら・か・る・と Vol.1 です。どうぞこのしなやかな遊びの世界にお越しくださいませ〜
11月12日(土)14:30開演の演奏会です。
会場の「松本記念音楽迎賓館」は、世田谷区岡本にございます。岡本という場所は、成城学園と二子玉川の間、豪邸たくさんの丘の上。眼下に「岡本民家園」や「静嘉堂文庫」を見下ろし(借景とも言える)館内にも広いお庭にお茶室まで!
と言いますのも、こちらはパイオニアの創始者の元居宅でホントに広いです。フルートのお二人とも数回こちらの会場をお借りして過去に演奏会を開催したことがありますが、鍵盤を使用するのは今回が初めて。
そのピアノは、かの懐かしのショパンコンクールの覇者ブーニンがその当時稽古に使っていた1909年製のブリュートナーのピアノ。ブリュートナーは19世紀半ばにドイツで創業したピアノメーカーです。ファルべの講師二人のいつもの100年くらい前のフルートとしなやかな「響き」の音楽をお届けします。
<プログラム>
・ヘンデル (1685-1759)
トリオソナタ op.5-1(HWV396) イ長調
・テオバルト・ベーム (1794-1881)
メンデルスゾーンとラハナーによる3つの二重奏曲
・シューベルト (1797-1828)
3つの歌曲(ベームj編)
・シューマン (1810-1856)
3つのロマンス, op.94
アラベスケ, op.18
・クロンケ (1865-1938)
2つの演奏会用小品
「不要不急」というキーワードで全てが規制されてしまいがちなこのごろですが、ちょ〜っと待っていただきたい。人間という存在を単なる生き物でなく(この表現もチト語弊がありますが)人間たらしめているのは、他でもない「不要不急」ができる存在だからではないでしょうか。音楽活動に限りませんで、およそ全ての人間の活動は等しくそれぞれが自らの尊厳を守るために欠くことができないということ、皆が痛感させられてきたことでしょう。
今般の疫病に対して思うところはそれぞれに強〜烈にございましょうが、この状況についてネット上で文句を言ったところで自己満足のガス抜きにしかならない・・・のはサンザン経験してますよね〜。この国の状況に関わらず従来通りの活動が困難になってしまったのもまた確かですし、それなら範囲を絞った上で自分にできることを細々と続ける以外の選択肢は存在し得ないのではないでしょうか。この不要不急なwピアノ演奏会は10月1日の土曜日です。疫病な奴らは手を替え品を替え我々を試してきやがりますが、疫病があろうがなかろうが、音楽家ができるのは不要不急の音楽以外にはないのでありま〜す。
我々にはすでに感染防止の経験が1年半以上あるワケですから、勘所はかなり理解できているはずです。定員50名のところ半分の25名に減らし、時間も少しコンパクトに抑えての開催、くれぐれも無理はなさらずですが、おいでくだされば嬉しいです。少しでも体調に不安があれば当日でも遠慮なくキャンセルしていただきたく、入場料は当日精算にしてあります。受付でのやり取りを少しでも減らすため、お釣りのないように3000円ちょうどの準備をしていただければ幸甚に存じます。
<プログラム>
ベートーヴェン (1770-1827)
ロンド ハ長調 op.51-1
シューベルト (1797-1828)
ピアノソナタ D664 第2楽章
グリーグ (1843-1907)
「抒情小品集」から
フィビヒ (1850-1900)
小品集「気分、印象そして追憶」から
マスネ (1842-1912)
いともゆるやかなワルツ
ゴダール (1849-1845)
田園に想ふ, op.43
ヘルマン・ネッケ (1850-1912)
夜のケーヒニス湖上遊覧, op.241
デオダ・ド・セヴラック (1872-1921)
おばあさまが撫でてくれる
(曲順不同)
*参考動画(本番の楽器はコレじゃないですよ〜)
デオダ・ド・セヴラック/おばあさまが撫でてくれる
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