フォト

カテゴリー

カテゴリー「旅行>ヨーロッパ」の86件の記事

2024年11月27日 (水)

ブリュッセルへ

パリのシャルル・ド・ゴール空港(CDG)ってばな〜んとも不便な立地でございますが、ふとヒラめいたTGVのブリュッセル行き直通列車が着陸の2時間半後に発車という、カンペキなタイミングでしてな✌️
Img_6076s

CDG第2ターミナル1035→ブリュッセル南駅1212
時速300km/hでも揺れをほとんど感じられなかったところ、さすがのTGVでしたぞ。
Img_6080s

とゆワケで、ブリュッセル南駅から一駅でサクッとブリュッセル中央駅でござ〜い👌
Img_6089s

2022年3月30日 (水)

中島みゆき 作詞/作曲『ひまわり "SUNWARD"』ピアノソロ:1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)

中島みゆきの『ひまわり "SUNWARD"』を、いつもの1894年製アンティークピアノで弾きました。

『ひまわり "SUNWARD"』は、1994年発売のアルバム《LOVE OR NOTHING》に収録されています。この曲の歌詞はまことに示唆に富んでいまして、今現在ウクライナとロシアの間で繰り広げられている戦火そして双方政府による情報戦、さらにはその情報戦に踊らされて自分だけは他者と違って視野が広く聡明かつ冷静であるとアピールしたがりな知ったかぶりの数限りない烏合のネット民の虚しさを見透かしているように思えます。

我々日本人にとって、国境が入り組んで時代によって国境線が頻繁に変わり、さまざまな民族の混在そして混血が当たり前である世界を実感を持ってイメージすることは相当に困難なはずなのに、たかだか侵攻が始まって一ヶ月ちょいの間にたまたまネットで目にした程度の情報で精査できた気になってきいた風な口を叩くなんて恥知らずと言わずして何と言う。それに止まらず、どこぞで「ウクライナに味方するようなプーチンを悪く言うような情報を選びたがる自分には注意しなければと思う」とかほざく御高説を複数拝見いたしまして、その十重二十重にネジくれた醜悪な自己愛に満ちたうぬぼれを目の当たりにした気がしてそっと閉じましたわぃ。ネット上の言論なんぞ欺瞞や偽善に満ちているというのはこの25年間思い知らされていますが、今回もまたまたま〜たまた同じですわ。

『ひまわり "SUNWARD"』所収のアルバム《LOVE OR NOTHING》が発売された1994年は激しく悲惨なユーゴスラビア内戦の真っただ中というタイミングですが、特にユーゴスラビア内戦を題材にした唄というワケではなさそうに思われます。バルカン半島が「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれていたと世界史で習った記憶がある方も少なくないでしょうし、第一次世界大戦はそのバルカン半島のサラエボでの一発の銃弾をきっかけとして始まったのでしたよね。「sunward」とは「太陽に向かって」とか「太陽を向いて」とかいう意味です(forward の for が sun に置き換わっただけですネ)が、太陽の方角を向いているその裏側にはもれなく「影」がついてくるのが現実でありま〜す。

さて不肖ワタクシ、2003年9月にユーゴスラビア内戦の大激戦地、ボスニア・ヘルツェゴビナの Mostar を訪れておりまして、戦火が収まってから10年近く経つのにそのまま残る破壊された建物の凄まじさと「地雷あり立入禁止」の黄色いテープとともに、それでも日々を普通に生きるたくましい現地の人々の姿にいたく感動させられました。そのときに撮った1枚、左奥に見えるピカピカの建物は、EUの支援で修復されたばかりの建物です。

18. Sep. 2003. - Mostar, Bosna i Hercegovina
030918084146

隣人はおろか親子が敵味方に分かれて殺し合わねばならぬ場合すらあり得るのが陸続きの国境地帯の現実なのでしょうが、この程度のヌルい言葉では到底言い尽くせぬ複雑さを肌で感じさせられました。戦争を知らぬ世代であり陸続きの現実を知らぬ日本人として、本当に Mostar を訪れてよかったと思います。下の写真のような民族融和への希望が込められたサインも見られ、いやがおうでも Mostar という街の難しさを感じざるを得ませんでした。このサインに描かれている「スタリ・モスト/古い橋」はクロアチア軍に破壊されましたが2004年に再建され、翌2005年に「モスタル旧市街の古い橋の地区」という名で、ユネスコの世界遺産に登録されています。登録に際しては歴史的価値だけでなく内戦からの再建を経ることによって多民族・多文化の共生や和解の象徴となったことも加味され、「負の遺産」という側面もあるとのことです。

17. Sep. 2003. - Mostar, Bosna i Hercegovina
030917153501

1番をどうぞ。

 あの遠くはりめぐらせた 妙な柵のそこかしこから
  今日も銃声は鳴り響く 夜明け前から
  目を覚まされた鳥たちが 燃え立つように舞い上がる
  その音に驚かされて 赤ん坊が泣く
    たとえ どんな名前で呼ばれるときも
    花は香り続けるだろう
    たとえ どんな名前の人の庭でも
    花は香り続けるだろう


2番です。

 私の中の父の血と 私の中の母の血と
  どちらか選ばせるように 柵は伸びてゆく
    たとえ どんな名前で呼ばれるときも
    花は香り続けるだろう
    たとえ どんな名前の人の庭でも
    花は香り続けるだろう>


そして3番!

 あのひまわりに訊きにゆけ あのひまわりに訊きにゆけ
  どこにでも降り注ぎうるものはないかと
  だれにでも降り注ぐ愛はないかと
    たとえ どんな名前で呼ばれるときも
    花は香り続けるだろう
    たとえ どんな名前の人の庭でも
    花は香り続けるだろう
    たとえ どんな名前で呼ばれるときも
    花は香り続けるだろう
    たとえ どんな名前の人の庭でも
    花は香り続けるだろう


ウクライナの国花がひまわりであること、さすがに偶然でしょうが、慄然とさせられましたよ〜。歴史は繰り返すと申しますが、なんという人の愚かさでしょうか。妙な柵のそこかしこから鳴り響く銃声>は現実にウクライナで聞こえているだけでなく、我々が見ているネット空間のそこかしこからも鳴り響いているのであります。

 正しさと正しさとが 相容れないのはいったい何故なんだ『Nobody is Right』2007年)

人はそれぞれ全く異なる存在であり、しかも自分の中ですら論理的に整合した姿勢でいられるのは極めて難しいこと、誰もが(認めたくはナイでしょうが)わかっているのではないでしょうか。それならばそれぞれの<正しさが相容れない>のが当ったり前な当然で、それぞれの<正しさが相容れない>という現実を認めない姿勢こそが、真の「相容れなさ」を生み出す元凶であります。
*『Nobody is Right』
  https://bergheil.air-nifty.com/blog/2022/04/post-e5c9c7.html

 争う人は正しさを説く 正しさゆえの争いを説く
  その正しさは気分がいいか
  正しさの勝利が気分いいんじゃないのか
『Nobody is Right』2007年)

大義がありさえすれば他を打ちのめしてもいいのでしょうか、大義がありさえすれば他は我に屈服すべきと主張してもいいのでしょうか、そのような大義とはいったいなんなのでしょうか。にわかに過ぎぬ大義を振りかざして悦に入る烏合のネット民ども、うるさ過ぎますな。

 たとえ どんな名前で呼ばれるときも
  花は香り続けるだろう
  たとえ どんな名前の人の庭でも
  花は香り続けるだろう




この動画で使っているピアノは100年以上昔、1894年製のアンティークピアノ。このような楽器を使ってこのような曲を弾くのはまことに愉しいです。現代では世間で聞こえる音のほとんどは電気を通していますが、このころに世間で聞こえていた音は生音が主流でした。1877年にエジソンが蓄音機を実用化し、このピアノが作られた1894年にはSPレコードの大量生産ができるようになって、次第に「録音」というシロモノが世間に知られるようになった時代。こんな時代の楽器がどれほど豊かな音世界を伝えていたのか、この動画で使っている楽器は奇跡的にオリジナルほぼそのまま、まさに時代の生き証人です。

2018年9月30日 (日)

チェコフェスティバル@原宿クエストホール

台風が来る前に、原宿クエストホールのチェコフェスティバル襲撃〜(*´-`)

Img_4896

おなじみペトロフピアノのピアノプレップ、モラヴィアワインのプシトロス、そしてチェコのファーフェルト(=兎毛)帽子TONAKの時谷堂百貨に仁義を切ってと。

Img_4895

昨年一昨年の会場も悪くなかったですが、格段に広くなって大充実でございま〜す(`・ω・´)

Img_4898

・・・既に昼どきで大混雑だったりσ^_^;

Img_4899

2017年9月30日 (土)

Czech Festival 2017 チェコフェスティバル第3日

本日(9/30)も、 Czech Festival 2017 チェコフェスティバル へ。出井則太郎氏のモラヴィア民謡コンサートの伴奏(ソロもちょびっと)で急遽出動でした( ̄∀ ̄)

22049877_1434010303384370_740892531

本場モラヴィアのツィンバロムバンドの伴奏と比べられる状況でしたが、別にこちとら失うモノなんてナイwわけで。

22046171_1433508720101195_385723966

・・・明日(10/1)までですよ〜(((o(*゚▽゚*)o)))

2017年9月28日 (木)

Czech Festival 2017 チェコフェスティバル第1日

夕刻、サクッと東京駅丸の内南口前、KITTEまで。

22007543_1431745180277549_210800496

Czech Festival 2017 チェコフェスティバル での、おなじみ「ピアノプレップ Piano Prep」のデモでチラッと弾いて来ましたです( ̄∇ ̄)

22008048_1431745190277548_887552210

・・・そして、こだわりのモラヴィアワイン直輸入「チェコのお酒情報ひろば プシトロス」のブース。支払いにICカードが使えるのが便利でつい試飲を重ねてしまいそうな(^o^;

22089840_1431745660277501_751225108

そこで、いきなり某 出井 則太郎 氏から、30日空いてたら伴奏して! の打診が( ゚д゚)
・・・イヤ、まぁ、空いてるけど、譜面よこせってばさ(´-`).。oO

2017年9月25日 (月)

さらばクレモナ!

月曜日朝7時前のクレモナ駅・・・混んでるわ〜σ^_^;

21949820_1429247247194009_753608362

クレモナの路地裏

日曜午前中、クレモナの路地裏ですじゃ。

21768763_1428777453907655_472979395

未修復のためか、立ち入り禁止。格子戸の間にiPhoneのカメラレンズを差し込んで撮りました。

21688487_1428777520574315_285719817

中心部から少〜し離れれば、ごくごく普通の街並みなんですねぃ( ´ ▽ ` )ノ

21768751_1428777583907642_761389834

2017年9月24日 (日)

クレモナの夜

クレモナの夜、治安の良さがとっても助かりますぞ( ´ ▽ ` )ノ

21992833_1428154170636650_780654303

鐘楼のライトアップは今やお約束ですねん(^^)

21762820_1428154230636644_377303940

21951076_1428154273969973_909482842

2017年9月23日 (土)

クレモナの隣町、ピアーデナ/Piadena

クレモナから鉄道で20分弱、隣町のピアーデナ/Piadena にやって来ました〜(・o・ゞ

21951090_1427752954010105_486854782

観光的な見どころはナニもないにひとしい、ほぼ人家しかない普通の生活の場に過ぎませんが、歩いて行ける距離に気持ち良さそうな水辺を地図上で発見して訪ねてみましたです( ̄∇ ̄)

21994004_1427752864010114_257879405

歩いて行けそうと言っても、こんな道も含めて2kmちょいありましたけどね〜(・ω・)

21762550_1427752910676776_525871352

クレモナの朝市

クレモナの朝市〜( ̄ー ̄)

21768560_1427597410692326_388950801

このおっちゃん、威勢良く中を動き回っていて、サラミを真っ二つに切って香りを嗅がせているの図。ヨーロッパのハムやらサラミやらチーズやら、めっちゃ美味ですからね〜(・o・ゞ

21752732_1427597487358985_682451023

・・・チーズもまた大量で安くって(^^)

21765763_1427597547358979_401630760

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

イベント・演奏会 グルメ・クッキング ファッション・アクセサリ レッスン 写真>Instagram 写真>昔のレンズ/カメラ 学問・資格 彫金 文化・芸術 旅行>アジア>フィリピン 旅行>アジア>中国 旅行>アジア>台湾 旅行>アジア>韓国 旅行>アジア>香港 旅行>ヨーロッパ 旅行>中南米 旅行>北米 旅行>北米>アメリカ 旅行>日本>中国地方 旅行>日本>中部地方 旅行>日本>九州地方 旅行>日本>北海道 旅行>日本>北陸地方 旅行>日本>四国 旅行>日本>山陰 旅行>日本>東北地方 旅行>日本>甲信越 旅行>日本>近畿地方 旅行>日本>関東地方 旅行・地域 日記・コラム・つぶやき 書籍・雑誌 萬年筆 鉄道 鉄道>写真 鉄道>模型 鉄道>模型>マヌ34 音楽 音楽>Soundcloud 音楽>YouTube 音楽>アンドレ・ギャニオン 音楽>オーディオ 音楽>クリストフォリピアノ 音楽>ピアノなど鍵盤楽器の歴史 音楽>ピアノ工房ピアピット 音楽>メーカー>ADLER Organ 音楽>メーカー>BECHSTEIN 音楽>メーカー>BELL Organ 音楽>メーカー>BELTON 音楽>メーカー>Blüthner 音楽>メーカー>Broadwood 音楽>メーカー>Bösendorfer 音楽>メーカー>Chicago Cottage Organ 音楽>メーカー>DIAPASON 音楽>メーカー>EASTEIN 音楽>メーカー>EHRBAR 音楽>メーカー>ENSCHU 音楽>メーカー>Farrand & Votey Organ 音楽>メーカー>FAZIOLI 音楽>メーカー>Grotrian 音楽>メーカー>Gröber 音楽>メーカー>HORUGEL 音楽>メーカー>KAWAI 音楽>メーカー>MATSUMOTO 音楽>メーカー>NISHIKAWA Organ 音楽>メーカー>Packard Organ 音楽>メーカー>PETROF 音楽>メーカー>Pleyel 音楽>メーカー>Steinway & Sons 音楽>メーカー>Streicher 音楽>メーカー>YAMAHA 音楽>中島みゆき 音楽>作曲家>Alberti 音楽>作曲家>Alkan 音楽>作曲家>Bach 音楽>作曲家>Battmann 音楽>作曲家>Beethoven 音楽>作曲家>Boëllmann 音楽>作曲家>Boëly 音楽>作曲家>Brahms 音楽>作曲家>Brambach 音楽>作曲家>Bruckner 音楽>作曲家>Burgmüller 音楽>作曲家>Buxtehude 音楽>作曲家>Böhm 音楽>作曲家>Cabezón 音楽>作曲家>Cage(1912-1992) 音楽>作曲家>Caplet 音楽>作曲家>Chaminade 音楽>作曲家>Chopin 音楽>作曲家>Clark 音楽>作曲家>Clementi 音楽>作曲家>Couperin 音楽>作曲家>Czerny 音楽>作曲家>Debussy 音楽>作曲家>Dubery(1948- ) 音楽>作曲家>Dvořák 音楽>作曲家>Fauré 音楽>作曲家>Fibich 音楽>作曲家>Field 音楽>作曲家>Fischer 音楽>作曲家>Flor Peeters(1903-1986) 音楽>作曲家>Franck 音楽>作曲家>Frescobaldi 音楽>作曲家>Froberger 音楽>作曲家>Gael 音楽>作曲家>Galuppi 音楽>作曲家>Giustini 音楽>作曲家>Godard 音楽>作曲家>Granados 音楽>作曲家>Grieg 音楽>作曲家>Hahn 音楽>作曲家>Haydn 音楽>作曲家>Hindemith 音楽>作曲家>Händel 音楽>作曲家>Janáček 音楽>作曲家>Lefébure-Wély 音楽>作曲家>Liszt 音楽>作曲家>MacDowell 音楽>作曲家>Marcello 音楽>作曲家>Massenet 音楽>作曲家>Mendelssohn 音楽>作曲家>Merikanto 音楽>作曲家>Moir 音楽>作曲家>Mompou 音楽>作曲家>Monti 音楽>作曲家>Mozart 音楽>作曲家>Pachelbel 音楽>作曲家>Ponce 音楽>作曲家>Reinecke 音楽>作曲家>Rinck 音楽>作曲家>Royer 音楽>作曲家>Rubinstein 音楽>作曲家>Satie 音楽>作曲家>Scarlatti 音楽>作曲家>Schubert 音楽>作曲家>Schumann 音楽>作曲家>Scriabin 音楽>作曲家>Sibelius 音楽>作曲家>Suk 音楽>作曲家>Séverac 音楽>作曲家>Tchaikovsky 音楽>作曲家>Wagner 音楽>作曲家>三島元樹 音楽>作曲家>中国人作曲家 音楽>作曲家>吉松隆 音楽>作曲家>大中寅二 音楽>作曲家>鷲見五郎 音楽>楽器>アップライトピアノ 音楽>楽器>クラヴィコード 音楽>楽器>スクエアピアノ 音楽>楽器>チェンバロ 音楽>楽器>フォルテピアノ 音楽>楽器>リードオルガン 音楽>楽器>特殊管楽器 音楽>楽器>鍵盤ハーモニカ 音楽>楽譜作成(lilypond) 音楽>蓄音器 音楽>高橋靖志ハープシコード&クラヴィコード 音楽に思うこと

2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

最近のコメント

無料ブログはココログ