フォト

カテゴリー

« 2025年6月 | トップページ | 2025年8月 »

2025年7月の9件の記事

2025年7月28日 (月)

中島みゆき 作詞/作曲『金魚』ピアノソロ:1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)で

中島みゆきの『金魚』を、いつもの1894年製アンティークピアノで弾きました(*´-`)
*この編曲譜はこちらから入手できます
https://store.piascore.com/scores/352907

『金魚』は1983年にリリースされたアルバム《予感》のB面の最後から2曲めに収録されています。前の曲が『テキーラを飲みほして』でラストが『ファイト!』ですから、これまたまっことに絶妙な曲順なだなぁぁぁとウナらされます。『テキーラを飲みほして』から『金魚』には間髪を入れずに突入しており、だからこそ『金魚』の前半半分以上がイントロ(もはやイントロではないw)な意味があって、その意味ではそもそも『金魚』は独立させて鑑賞する性格の曲ではないんでしょネ💦

 一匹も すくえなかったね
  ほんとうに要領が悪いんだから
  浮いてきたところ すくわなきゃ
  ほらシャツの袖が水びたし


7月も末になってしまいましたが、この時期は夏祭りとか花火大会とかの縁日の時期。金魚すくいはや〜っぱり縁日の屋台には欠かすことのできないアイテムですよね〜。それにしてもシャツの袖を水びたしにするほどの主人公の要領の悪さはもはや才能で、コレ、おそらく幼少期の中島美雪嬢(本名)の記憶を誇張させて重ね合わせているのでしょう。そして2006年のアルバム《ララバイSINGER》所収の『とろ』同様に舌ったらずな声色にしているところもいかにも、でありま〜す💡 そうそう、それで、夏祭りのシャツは半袖だから原理的に袖が水びたしになるハズがない、浴衣の袖でなきゃ〜、と冷静に突っ込むのはヤボですよ、ヤボwww

 きらりひらりきらりひらり
  人生が身をかわす
  きらりひらり
  幸せが逃げる


な〜にやっても裏目に出てしまって生きづらいタイミングってそれなりに長く人生を送っていれば何度も経験するでしょうし、それどころか、もはやそれが芸風とすら思えるほどいつでもどこでも人生に苦労しているヒトもいますよね〜。それを<要領が悪いんだから>の一言で単純明快に済ませてしまうことに違和感を覚えてしまうワタクシではありますが、だからと言ってそのヒトの「生きづらさ」に心の底から共感できるハズもなく、よしんば共感できたところでいわゆる「解決」につながるワケもないのが個々人の限界。その逃げる人生の幸せを中島みゆきという稀代の言葉の達人が逃げる金魚になぞらえると、こうも美しく輝くんですね〜✨

 でも嬉しいみたい
  すくえなかったことが
  どうせ飼えないものね
  Um 旅暮らし


ここは流石の掛け言葉で、金魚を掬えなかったことは確かに残念だったでしょうが、逆に金魚を掬えなかったことで金魚と主人公の気持ちが救われていますね。「与えられた環境で輝け」とはワリと耳にする励ましフレーズですが、少なくともこの『金魚』の中で主人公はことさらに輝いているコトもありません。ですが、ひと夏のちょっとした残念な経験を、前向きとも言いづらいながらもホントにささやかな嬉しさに昇華できているように感じます。

この『金魚』はワタクシは6/8拍子として採譜しましたが、ここの<Um>という感嘆詞の箇所はフェルマータと解釈するほど長くもなくテンポ感も止まっておらず、残念だけど<でも嬉しいみたい>というフクザツな感興をあらわすために絶妙な間になっていてチト悩まさせられました。きっちりとタイムをとってみたらなんとぴっっったり8分音符4つ分で、なるほど、ということで独立させた4/8拍子の小節にしました。



この動画で使っているピアノは100年以上昔、1894年製のアンティークピアノ。このような楽器を使ってこのような曲を弾くのはまことに愉しいです。現代では世間で聞こえる音のほとんどは電気を通していますが、このころに世間で聞こえていた音は生音が主流でした。1877年にエジソンが蓄音機を実用化し、このピアノが作られた1894年にはSPレコードの大量生産ができるようになって、次第に「録音」というシロモノが世間に知られるようになった時代。こんな時代の楽器がどれほど豊かな音世界を伝えていたのか、この動画で使っている楽器は奇跡的にオリジナルほぼそのまま、まさに時代の生き証人です。

2025年7月27日 (日)

7月25〜26日/鍵盤楽器全般セミナー@小淵沢、スタヂオぴーの

Img_1958s

いつの間にか恒例になっている、1954年製リードオルガン、1952年製カワイグランドピアノNo.500、そしてウチのモーツァルトの旅行用クラヴィコードを使った鍵盤楽器寄り合い怪&演奏怪、つつがなく怪催でござりましたぞ👌

Img_1957s

場所は小淵沢の別荘地の一角、スタヂオぴーの、昨今の殺人的な暑さゆえ涼しい高原の避暑地というワケというほどにはなりませんが、今年はそこそこしのぎやすくてホッ。

Img_1959s

いつもの才気堂の渡辺祐治さんが完全オーバーホールしてカシュー塗装まできっちりとやり直した無垢材でできた1954年製ヤマハ5号リードオルガン、この場所に来て5年ほどですが良い環境に慣れてきたおかげか、鳴りも音色もすこぶる快調で大ウケと相成りました✨

2025年7月24日 (木)

1971年製 YAMAHA U1G で、リナルディの10のスケッチ「黄昏のとき, Opp.126-135」から、第8曲『眠らずに, Op.133』を

1971年製ごく普通の黒塗り YAMAHA U1G で、リナルディの10のスケッチ「黄昏のとき, Opp.126-135」から、第8曲『眠らずに, Op.133』を弾きました。
*楽譜はこちらから入手できます
https://store.piascore.com/scores/345037

1971年は昭和46年ですからピアノ業界に限らず日本全体が活気に満ちており、そんな時代にしっかり作られた個体。U1という小さな姿ですがこの個体はやたらとw充実した鳴りで音の伸びも素直で、全弦交換が大成功したのではないかなぁと感じます(*´-`)

*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html

Giovanni Rinaldi(1840-1895)は、イタリアのピアニスト・作曲家で、ドイツで「イタリアのショパン」の異名を得ました。なんと、かのニーノ・ロータの母がリナルディの子だったりします。

2025年7月18日 (金)

1981年製 KAWAI US-50 で、エルネスト・モレの「白き紙片」から第1曲『アリエット』を

カワイの1981年製 US-50 で、エルネスト・モレの「白き紙片」から第1曲『アリエット』を弾きました。
*楽譜はこちらから入手できます
https://store.piascore.com/scores/348954

ごく普通のカワイのアップライトピアノで、最初の数年だけ調律されてその後40年くらい放置、というまぁよくあるパターンです。このような個体は部品の消耗も少なく、徹底したクリーニングと再調整だけでかなり良い状態にまで復活させられるんですね〜👌

*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html

エルネスト・モレ/Ernest Moret(1871-1949)はフランスで活躍していたという情報しか見つかりませんでした。この曲は1907年 Paris の Heugel 社出版で原題はフランス語 "Pages blanches" 。直訳すると『白いページたち』となりますが、少ない音数の6曲からなる組曲ですから少しおしゃれに「白き紙片」としてみました。

2025年7月11日 (金)

1979年製 YAMAHA W106 で、アンナ=ルイーズ・エーゲベルクのワルツ『春の夢』を

ヤマハの1979年製 W106 で、アンナ=ルイーズ・エーゲベルクのワルツ『春の夢』を弾きました。
*楽譜はこちらから入手できます
https://store.piascore.com/scores/348955

このW106という機種はデザインも木目もなかなかイカしていますが、ヤマハらしからぬ製造時のなにかのチェック漏れでしょうか、経年で塗装がほぼ例外なくバキバキにヒビ割れてしまいます。音にはあまり影響はないとは言えこの姿で塗装がヒビ割れるのはさすがに残念、ピアピットお得意の再塗装でヒビわれの心配のない個体となりました👌

*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html

アンナ=ルイーズ・エーゲベルク/Anna-Louise Egeberg(1843-1914)はノルウェーの音楽一族の作曲家のひとり、歌曲やピアノ曲を数多く出版しています。

2025年7月10日 (木)

梅干リカバリ😅

こないだ仕込んだ梅干は果たして瓶の半分より上になかなか梅酢があがらず、しかもウチの常温は猛暑なこともあってフツーに30度超え。本日瓶を開けたら少し内圧が高くなっていてプシュッと、しかも梅酢が少〜しだけ濁りはじめていたのでリカバリ怪始っっっ💦💦💦

Img_1835s

梅酢に浸かりきっていない部分に酵母が育って軽く発酵し始めていると見立てたので、梅を全部取り出してまずは梅酢をキッチンペーパーで漉して75度ちょいで加熱殺菌。そして酵母は梅の表面にだけ付着するのでお湯か焼酎で洗って、そうすると塩分濃度が落ちるので塩か梅酢を足す・・・という一般的な情報は当然ながら全く間違ってはいないのですが、ちょ〜っと待てよと。

Img_1853s

梅酢を75度ちょいまで加熱しているのだから、そこに梅をくぐらせれば表面の加熱殺菌完了じゃんよ〜💡 まぁ加熱しすぎると梅の皮が柔らかくなって破れやすくなるでしょうから要注意、今回は30秒程度くぐらせることにしてコレが大正怪でございました。ひとまわり小さな瓶に移して冷蔵庫でこれから一月以上安置です。

2025年7月 9日 (水)

7月1日/秘曲探索の愉しみ 壱、ライヴ動画2

7月1日の「秘曲探索の愉しみ 壱」のライヴ動画その2です🤗

知られていない作曲家の作品は、推しなべてごく普通の紋切り型で何曲か聴けば飽きてしまうようなものが圧倒的多数ですが、今回のシュレーター/Johann Samuel Schröter(1753-1788) の「6つのソナタ Op.1」は適度に芸風が散らばっていてかつ紋切り型に陥らないような工夫がちゃぁんと功を奏していてビックリでした。

その中から第5番の第1楽章を、当日のライヴ録画でお楽しみくださいませ〜

2025年7月 6日 (日)

7月1日/秘曲探索の愉しみ 壱@池袋、自由学園明日館、盛会御礼

チトお礼が遅くなりましたが、7月1日の「秘曲探索の愉しみ 壱」は、なんとまさかの満席という盛況でございました。皆さま、ほんと〜にありがとうございました!

知られていない作曲家の作品は、推しなべてごく普通の紋切り型で何曲か聴けば飽きてしまうようなものが圧倒的多数ですが、今回のシュレーター/Johann Samuel Schröter(1753-1788) の「6つのソナタ Op.1」は適度に芸風が散らばっていてかつ紋切り型に陥らないような工夫がちゃぁんと功を奏していてビックリでした。

その中から第1番の第2楽章を、当日のライヴ録画でお楽しみくださいませ〜🤗

2025年7月 4日 (金)

梅干仕込み〜

先日、青梅ペーストの記事をアゲたところ、和歌山は古座川のやまんば からまさかまさかの大粒完熟南高梅一箱がとうちゃ〜く✨✨✨

Img_1790s

今年は4月に産地のみなべ町全域に雹が降って大被害だったとのことですが、それでも一大産地はガンバってますね〜。桃のような甘い香りが箱の外まで、品名が「果物」となっていたのでさすがに今年は梅じゃないだろなぁと思って開けたら、ま〜なんとも見事な梅でしたよ。

Img_1791s

てなワケで、伝統的な酸っぱく塩っぱい梅干し(塩分18%ね)をはじめて仕込みましたぜ。ウチは常温が軽く30度超えるので、早く梅酢が上がって全体が漬かってくれないと発酵しそうで心配なのですがね〜💦

Img_1793s

« 2025年6月 | トップページ | 2025年8月 »

2026年3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のコメント

無料ブログはココログ