『ジョークにしないか』は2014年11月にリリースされたアルバム《問題集》に収録されています。訥々とした語り口の中にあふれる愛情がじわじわ来ますよ〜。この地味にじんわりくる雰囲気そして下のG音から上がっていく音型は、1994年にリリースされたアルバム《LOVE OR NOTHING》に収録されている『風にならないか』とクリソツ、このような方向性もこれぞ中島みゆきな一面なんですよね〜(*´-`)
イギリスのオルガニストそして作曲家のケイレブ・シンパー/Caleb Simper(1856-1942)の「17 Voluntaries for the Organ, American Organ or Harmonium」シリーズの第2巻から、第5曲『Meditation』を、ボストン近郊の Bridgewater で1930年代始めまで頑張っていたパッカード社1905年製の大型棚つきリードオルガンで弾きました。このベル社のリードオルガンは長い(=低い)16フィートのストップが低音側だけでなく全音域にわたって使えるのが特徴ですが、この動画では普通に8フィート+4フィートで弾きました。
ケイレブ・シンパーは普通の愛好家にとって親しみやすく平易な作品を数多く作曲しており、それこそ何万冊の単位でむちゃくちゃに「売れて」いたんですね〜。この「17 Voluntaries for the Organ, American Organ or Harmonium」シリーズだけでも12冊出版されておりまして、その第2巻の第1曲がこの『Opening Voluntary』です。実はこの「17 Voluntaries for the Organ, American Organ or Harmonium」はオマケが入っているものが5冊もあるという、似たような雰囲気の曲もまぁ少なくはないにしても、多作家ってぇヤツはホントにスゴいんだなぁと。
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