DIAPASON/ディアパソン No.125 1957年製 で、キスラーの『3つのレントラー, op.81』から、第1曲 変イ長調を
DIAPASON/ディアパソンの1957年製 No.125 アップライトピアノで、キスラー『3つのレントラー, op.81』から、第1曲 変イ長調を弾きました。例によってのピアピットによる内部のみクリーニング品ですぜ(*´-`)
DIAPASON/ディアパソンはご存知のよく知られた国産ピアノで、天才技術者の誉れ高い大橋幡岩氏の高い志を実現すべく製造されたのが始まりです。この動画の個体は1957年製、製造の浜松楽器工業の社長が1956年に死去して大橋幡岩氏も1957年末に辞職したというタイミングの楽器で、浜松楽器工業がカワイの傘下に入る1年前、大橋幡岩氏が直接に関わっていた最後期の製品と思われます。
*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html
参考文献:三浦啓市『日本のピアノメーカーとブランド』
https://www.ankasha.com/books/books2
キスラー/Cyrill Kistler(1848-1907)はミュンヘンの音楽学校でオルガンと作曲を学び、作曲家そして音楽理論の教師として名を馳せました。リヒャルト・シュトラウスと並び称され、ワーグナーがキスラーのことを「唯一のふさわしい後継者」と称するなど名声を博していたという記載も一応はありますが、今では忘れ去られていますね〜。キスラーは1889年に Würzburg でオペラ『Eulenspiegel/オイレンシュピーゲル』を初演しますが、実はコレはリヒャルト・シュトラウスの交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』のきっかけだったりするんですよ〜👌
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