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2024年11月21日 (木)

YAMAHA U3F 1971年製 で、アウリス・レイヴィツカの『即興曲 ニ長調』を

1971年製 YAMAHA U3F で、アウリス・レイヴィツカの『即興曲 ニ長調』を弾きました。

ピアノ修理工房はこだわりがハンパないとこが少なくないですが、このピアノを偏執的探究心のカタマリ(褒め言葉w)をもってして仕上げた埼玉は春日部の「シオンピアノ工房」のこだわりの方向性、包括的理論的論理的かつ極めて明快なところがまことに小気味良いです。無論、技術的にも安定安心最優秀レベルなのは言わずもがな。まさかこのテのピアノがこんなにもイイ感じになるのか〜?! というピアノを見せつけられるのが毎回めっちゃ新鮮✨ 今回のオーバーホール品はこだわりの材料でとことん突き詰めるという方向ではございませんが、それでもここまで追い込んでしまわずにはいられないのがさすがの変態工房(褒め言葉www)

アップライトピアノって、アクション動作の原理からして少し雑に弾く方が表現がしやすい一面があるとワタクシ思っているのですが、このシオンピアノ工房特別仕様の「グランドピアノテイストオプション」のアップライトピアノは全くそうではなくてヤラレました。鍵盤の底に指が進むに従って注意力をガッツリ鋭敏にせねばならぬ、というグランドピアノな感覚で弾かないと弾く感触も音色も表現もまるでダメになってしまうという、弾き手にとってか〜なり厳しい楽器になりやがっていました😅

この「グランドピアノテイストオプション」は物理的にまことに明快な方向なのですが、徹底に徹底を重ねたアクション調整技術を持たぬ技術者には方法を知ったところで手も足も出せないオプションであることも理解。ローマは一日にして成らずで、職人魂という良質で厳密な手作業の積み重ねのみが良い技術者を生み出すんだなぁと改めて感じ入りました。

*シオンピアノ工房
http://zionpiano.starfree.jp/

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