1979年製の KAWAI BL-51 で、フォルクマン「さすらいのスケッチ, op.23」から、第1曲『愉しきさすらい』を
1979年製 KAWAI BL-51 で、フォルクマン「さすらいのスケッチ, op.23」から、第1曲『愉しきさすらい』を弾きました。
KAWAIのBL-51は高さ126cmというアップライトピアノ、ごくスタンダードな型式です。この個体は内部フレームの「BL-51」というロゴの横に「SPECIAL」と印刷されており、前パネルに装飾があってかつチューニングピンが鍍金でピカピカ、というなるほど特別仕様。KAWAIは百貨店販売にも力を入れており、百貨店販売仕様としてこのように「SPECIAL」と差別化していたのでした〜👌
*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
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Volkmann/フォルクマンは現ドイツのザクセン州の教会音楽家のもとに生まれ、主にブダペストで作曲家として活躍していました。晩年にはリストが院長であったブダペスト王立音楽アカデミーで、和声法と対位法の教授を務めていました
さてこの作品、原題は「Wanderskizzen」で直訳すると「旅の素描」てな感じになりますが、1850年ごろのドイツ語圏で「Wandern」はロマン主義の影響で自然を愛してその中で心の安らぎや啓示を求めるような、単なる移動を超えた精神的な活動とみなされることがあり、やはり「旅」ではなく「さすらい」を採用して「さすらいのスケッチ」ですね〜。そして、この第1曲『Gemüthliches Wandern』で「Gemüthlich」は「心地よい」「のんびりとした」ですから、『愉しきさすらい』でしょう😉
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