Joseph Edward Newell (1843-c1936)『The Vesper Voluntaries Book 27』から第10曲『Verset』を、日本樂器 第七號 1905(明治38)年製リードオルガンで
日本樂器 第七號 1905(明治38)年製リードオルガンで、Joseph Edward Newell (1843-c.1936) による『The Vesper Voluntaries, Book 27』の第10曲「Verset」を弾きました。
*楽譜の入手はココからどうぞ!
https://store.piascore.com/scores/316967
才気堂、 渡邉祐治さんの塗装を含めた完全修復足踏みオルガンですぞ(*´-`)
ヤマハもカワイもピアノの製造ではなく足踏みオルガンの製造から始まっています。この足踏みオルガンは現代のヤマハである日本樂器1905(明治38)年製造、ヤマハ初のピアノを1900年に作ってようやく5年経ったぐらいのタイミングの楽器ですよ〜。
・お問合せ→リードオルガン修復:才気堂、渡邉祐治
https://pianoreedorgan.jimdofree.com/
J.E.Newell という作曲家の名前は手鍵盤のためのオルガン曲集にはかなりの頻度で登場しますが、非常に情報が少なく往生します(没年が怪しいというのが象徴的な気もします)。この時代は世の中に存在する音のうち蓄音機以外のほぼ全てが生音であり、生楽器の需要は現代とは考えられないほど多かったのでした。ということは、この時代は Newell のような「普通の」音楽家がそれこそそこら中で活躍していた時代で、機械に人間が使い倒されるばかりの現代とは違って人それぞれが個性的な能力に応じて幅広く活躍できた時代だったんですね〜 (*´-`)
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