1960年代前半の BELTON/ベルトーン No.33 で、メンデルスゾーン/『2つの小品, WoO19』から、第1曲 Andante cantabile を
1960年代前半の BELTON/ベルトーン No.33 で、メンデルスゾーン/『2つの小品, WoO19』から、第1曲 Andante cantabile を弾きました。例によっての ピアピット による丁寧な再調整です(*´-`)
ベルトーンを製造していた冨士楽器は戦前からの名門ですが、紆余曲折あって1955(昭和30)年に再編されています。このベルトーンという名称は芸大教授でピアニストであったレオニード・クロイツァー/Leonid Kreutzer(1884-1953)氏の発想によるもので、このピアノの鋳物フレームには誇らしげに<"BELTON" NAMED BY PROF. LEONID KREUTZER>と鋳込んであります。なお、BELTONという綴りから「ベルトン」と表記されることも少なくないですが、最後期に働いていた方から直接「ベルトーンだった」という証言が得られています。 #ピアノ工房 #ピアピット #再調整
*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html
ご存じメンデルスゾーンのピアノ曲は「無言歌集」と『ロンド・カプリツィオーソ』ばかりが有名になっているフシがありますが、軽快かつ盤石なメカニックを持っていないと弾けやしない曲が非常に多いwので無理もございません。その中で、この Andante cantabile はメンデルスゾーンの穏やかで上品な方向が十全に発揮された佳曲ですよ〜(・o・ゞ
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