1960年代前半の HORUGEL/ホルーゲル 128cmで、シベリウス/『Elegiaco, op.76-10』を
1960年代前半と推定できる HORUGEL/ホルーゲル 128cm で、シベリウスの Elegiaco, op.76-10 を弾きました。例によっての #ピアピット による外装以外オーバーホールです(*´-`)
ホルーゲルを製造していたのは小野ピアノ製作所で戦前からの老舗、もともと東京は蒲田東六郷に工場がありましたが戦中の1941年に神奈川の湯河原に強制疎開、戦後1961年に廃業するまで湯河原で生産していたと推定できます。ただネット上には1961年より後に納品されている個体も散見されますので小野ピアノ製作所の廃業後にどこかが引き継いで生産していた可能性も高く、どうにかして詳細な調査をしなきゃですね〜😅
*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html
シベリウスが若い頃に打ち込んだのはヴァイオリンで、かなり遅くまでピアノ自体を持っていませんでした(アップライトは持っていたと思いたいのですが定かではなし)。しかも「ピアノ曲はお金のために作曲したんだよね〜」とかいう自身のつぶやきwが記録されており、それが全てではないにしても興味深い事実。それにしてもシベリウスという人類の歴史に残る名作曲家がピアノという楽器からどうやって音色や雰囲気を引き出そうかと熟考して世に出した作品の数々ですからどれも小洒落ていまして、この曲はとりわけ素敵なひらめきに満ちた佳曲ですよ〜(・o・ゞ
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