1971年製の FLORA/フローラ F60 で、スペンディアロフ『子守唄 op.3-2』を
1971年製の FLORA/フローラ F60 で、スペンディアロフの『子守唄 op.3-2』を弾きました。例によっての ピアピット の気合いの入りすぎたオーバーホールですよ〜(*´-`)
フローラは1953(昭和28)年創業、浜松周辺にはピアノメーカーがそれこそ乱立しており大変な活況を呈していた時代でしたが情報が簡単に手に入れられる時代でもなく、初期にはご多聞にもれず月産2台程度の見ようみまね状態だったとのこと。やがてベルトーンを製造していた冨士楽器が1968年に廃業し、そこから赤星氏、藤木氏ほか1人の技術者がフローラに招かれて一気に安定して月産15台にもなったとのことです。このF60は1970年あたりから作られたフローラの最高機種で、ブリュートナーをモデルにしていたベルトーンの機種を引き継いで製作したのだそうです(堺、山本宣夫氏による)。なるほど、冨士楽器の廃業が1968年でF60が1970年ごろからの生産ですから、タイミングとしてピッタリ符合しますね〜
*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html
スペンディアロフ/Aleksandr Spendiarov(1871−1928)はウクライナ南部のカホフカで生まれ、アルメニア国民交響楽の創始者として知られています。1896年から1900年までリムスキー・コルサコフから作曲の個人レッスンを受けており、国民の民間伝承に深く関わるよう勧められていました。この子守唄 op.3-2 は、そこはかとなく地方色がにじみ出るような佳曲ですよ〜(・o・ゞ
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