中島みゆき 作詞/作曲『心音(しんおん)』ピアノソロ:1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)
中島みゆきの『心音(しんおん)』を、いつもの1894年製アンティークピアノで弾きました(*´-`)
『心音(しんおん)』は中島みゆきの最新作、ついこないだ2023年9月13日に48作め(!)のシングル《心音/有謬の者共》としてリリースされました。『心音(しんおん)』は中島みゆき初のアニソン、スタジオMAPPA制作、岡田麿里監督による9月15日公開の最新作映画『アリスとテレスのまぼろし工場』主題歌です。内容にしても評判にしてもそこら中にあふれていますので、どうぞ参考になさってくださいませ〜(ヒトまかせw)。
*商品ページはコチラです、買いましょうね〜。コメント全文もご一読を(*´-`)
https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/artist/59
<ゲームもアニメもさっぱりわからない中島に、御注文を
くださるとは、なんでなの?と謎な気持ちで、
届いた台本をおそるおそる読み始め、最後まで読み終わ
らないうちに、どっぷり、岡田麿里様のしもべとなっておりました。
岡田麿里様は、中島の絶大なる「推し」です!>(中島みゆき コメント(部分))
<『⼼⾳(しんおん)』が流れてきた瞬間、正⾯から、強い⾵がぶわっと吹いた気がしました。
⾵にあおられて、緊張だけでなく、スタジオの景⾊がすべて吹っ⾶んでいきました。
そして、この物語の主⼈公である正宗と五実、睦実の姿が⾒えました。
彼らはしんと冷たい世界の中で、腹の底から叫び、⾛っていました。>(岡田麿里 コメント(部分))
優しく語りかけるような歌い出しからこの力強いサビに至るまで、さすがの安定感です。映画の内容は断片的にしか知りませんが、ことごとく「なるほど」な歌詞と思わされました。それと同時に和声の美しさが際立っており、この複雑さをピアノ一台で表現するのは無理かもなぁと一瞬絶望したことは白状させてくださいませ💦 おかげで編曲が部分的に非常に難しくなってしまい、も〜必死でしたよ〜www
<綺麗で醜い嘘たちを 僕は此処で抱き留めながら
僕は本当の僕へと 祈りのように叫ぶだろう
未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行け>
この動画で使っているピアノは100年以上昔、1894年製のアンティークピアノ。このような楽器を使ってこのような曲を弾くのはまことに愉しいです。現代では世間で聞こえる音のほとんどは電気を通していますが、このころに世間で聞こえていた音は生音が主流でした。1877年にエジソンが蓄音機を実用化し、このピアノが作られた1894年にはSPレコードの大量生産ができるようになって、次第に「録音」というシロモノが世間に知られるようになった時代。こんな時代の楽器がどれほど豊かな音世界を伝えていたのか、この動画で使っている楽器は奇跡的にオリジナルほぼそのまま、まさに時代の生き証人です。
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