シャミナード「Pièces humoristiques/ユーモラスなピアノ曲集, op.87」から第1曲『Réveil/目覚まし時計』を、1905年製プレイエル3bisピアノ(85鍵)で
シャミナード「Pièces humoristiques/ユーモラスなピアノ曲集, op.87」から第1曲『Réveil/目覚まし時計』を、高崎・アトリエミストラル所蔵の1905年製プレイエル 3bis(トロワビス)型ヴィンテージピアノで弾きました。
朝寝坊ってばこれほど怪適なモノは人生でそうそうないだろうなとさえ思いますが、だからこそそれをぶった斬るwための「目覚まし時計」が日々ヤカましく不快なアラーム音へと進化していくのもまた歴史の必然ですナwww。まさにシャミナードの時代の1874年にフランスの発明家アントワーヌ・レディエが調節可能な機械式目覚まし時計の特許を取得して、さまざまなメーカーが目覚まし時計の開発に乗り出すようになった由。どうも現代人である我々が空気のように使っている便利な機械のほとんどが19世紀後半から20世紀初頭の時代に実用化されているような気がしますナ(・o・ゞ)
目覚まし時計が庶民一般に普及するのはもう少し後になって1930年台あたりかららしいですが、この「ユーモラスなピアノ曲集, op.87」が出版された19世紀終わり頃には既にその在り方は知れ渡っていたのではないでしょうか。目覚まし時計って、ヒトを遅刻しないようにさせてくれる本来なら感謝されてしかるべき存在なのに、同時に毎朝毎朝エラく憎まれる存在だったりもしますからね〜。なるほど、シャミナードが「ユーモラスなピアノ曲集, op.87」の一曲めに『目覚まし時計』をぶっ込んできたのは誠に愉しいことではございませんか(*´-`)
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