ATLASのアップライトピアノFA10 (1988年)で、カルク=エーレルト『簸言集/Aphorismen, op.51』第3曲を
1988年製 ATLAS FA10 で、カルク=エーレルト『簸言集/Aphorismen, op.51』から、第3曲を弾きました。
ATLAS の FA10 は高さが僅かに110cmの小〜さなピアノです。ストレート脚ですが縦に窪みがつけられていてなかなか上品なデザインに見えますね〜。少し赤っぽいマホガニー色の深みが美しく、オーバーホールまでしなくてもきちんと調整しただけで豊かな鳴りが読みがえって充分に楽しめそうな楽器になりました。1980年代後半は国産ピアノが一気に衰えてしまったタイミングですが、それまでの蓄積が凝縮されたかのようなしっかりした鳴り、ちょっと思うところがありますね〜。
Karg-Elert/カルク=エーレルト(エラート)はドイツの中堅作曲家です。西洋音楽の潮流が激変していた時代の真っただ中で皆が模索していた時代に、楽器の音色の色彩感や半音階的な和声進行にこだわりを持っていたフシがあります。この曲集は1905年の出版、副題として「ピアノのための17のスケッチ集」とあり、なかなかユニークな小品集なんですよ〜(・o・ゞ
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