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2022年8月の5件の記事

2022年8月27日 (土)

大型軽量三脚導入の巻

まだまだ若いモンには負けないつもりですが、あたしゃピアノより重いモノ持ったコトないし、持ち歩く重量は軽いに越したコトはナシ。とゆワケで、今世紀初めての豪華三脚の導入でござ〜い✌

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基本スマホでの動画撮影用なのでAmazonの数千円ので充分なのですが、男のコってば高スペックに弱くてウッカリ伸長2m近くのカーボンファイバー製なシロモノを捕捉、縮長45cmなら許容範囲で重さが驚きの0.5kg弱。みんな大好き中国大陸からの直輸入wで送料込9000円しないなら、そりゃポチりますってば、とほほほ😅💦
(実はライトスタンドなのは内緒よw)

2022年8月26日 (金)

YouTuber ぶどうさんに乱入セッションの巻

こないだピアピットで MATSUMOTO & SONS 12型 の収録をしましたが、ちょうどその直後のタイミングでYouTuberの「ぶどう」さんがピアピットを訪問、アツい若者らしくご同行の若い調律師氏ともども大興奮していたので、オジさんちょいといたづらをば(^^)

修復途中の140年ほど昔のプレイエルのピアニーノについて軽〜くご説明するなどの老害ぶりを発揮しつつ、彼が遠州ピアノでラフマニノフの協奏曲第2番を弾き出したので、同じスペースにあった MATSUMOTO & SONS 12型 でオケパートを合わせてノケぞらせましてな。ちなみにワタクシ、ラフマニノフのオケピアノはおそらく今世紀初めてw

敵もサルモノ、というか桐朋のピアノ科卒なので優秀なのは当然とも言えますが、しばらく合わせて止めたタイミングで「もっとヤリましょうよ〜」と仕掛けてきやがりましてw。ピアピットの渡邉さんも大張り切りで、急遽ピアノをささっと移動して2台アップライトピアノの打ち合わせ全くナシの一発合わせを収録してしまいましたとさ(*´-`)

YouTuberってナニが大変って実は動画の編集作業でして、この目に見えない苦労の甲斐あって、まことに愉しい回になってます。それにしても、ラスト前のオケの見せ場でワタクシが譜めくりトチって思いっきりヤラかしたのをカットしないとわ、ぶどうさんってば わ か っ て ら っ し ゃ る www
ぶどうとピアノ TouTubeチャンネルは、こちらですぜ

2022年8月20日 (土)

MATSUMOTO & SONS 12型(1955年頃?)(PIAPIT修復)で、ドヴォジャーク『8つのユーモレスク, op.101』から、第7曲を

MATSUMOTO & SONS はもともと日本のオルガン・ピアノ製造の先駆者のひとりである松本新吉(1865-1941)が創業、西川虎吉や山葉寅楠らとともに日本の楽器業界の黎明期を担っていました。やがて長男の広によるH.MATSUMOTOが月島で大量生産を始め、かたや新吉は六男の新治とともに郷里の君津でS.MATSUMOTOとして自らの理想とする<スウヰトトーン(心地よい音)>を目指すべくピアノを作り続けました。戦中に新吉と新治が相次いで亡くなりましたが、新治の妻の和子が1952(昭和27)年に工場を復興、長男の新一とともに MATSUMOTO & SONS として再興しました。和子の没後も新一と妻の衣子の二人三脚で2007(平成19)年の工場閉鎖まで少〜しずつ作り続けていました。

この楽器の鋳物フレームの左上に鋳込まれている新吉の生没年は(1685-1941)となっていてJ.S.バッハの生年と同じwになっていますがこれは6と8を逆にした単純ミス^^;、そして弦を引っ掛けるための「ヒッチピン」という部品の配置が極めてナゾで誤った位置に弦が掛けられていたことで駒ピンに無理がかかって割れていました。そこでさすがの ピアピット の 渡辺順一 さん、正しい位置を見つけ出して駒を作り直して弦を掛け直したところ、素晴らしい鳴りそして音色に大化けして一同仰天の一コマでした。松本新吉が目指した<スウヰトトーン(心地よい音)>の真髄が聴こえるかも知れませんよ〜(・o・ゞ

*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html

ドヴォジャーク(1841-1904)の『ユーモレスク』はヴァイオリン独奏曲としてばかり知られていますが、もともとは『ピアノのためのユーモレスク集 op.101』として8曲セットで出版された曲集の7曲めなのでありま〜す。Dvořákの曲には弦楽器な感覚が随所にあり、ヴァイオリン版が有名になるのも頷けたりしますね〜。

2022年8月 7日 (日)

中島みゆき 作詞/作曲『Maybe』ピアノソロ:1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)

中島みゆきの『Maybe』を、いつもの1894年製アンティークピアノで弾きました。

『Maybe』は、1991年発売のアルバム《歌でしか言えない》に収録されています。この曲はその前年1990年の『夜会』で最初にお披露目されたときには「都会で働く孤独な女性が強がっている」という場面で歌われていました。なお翌年の『邯鄲 夜会1991』(幻冬舎文庫)のシナリオによると、このシーンは<ここまでのストーリーが、急速に早送りのように総括されます>との由。なるほどラストから2曲めですもんね〜。『夜会』は1989年に始まっていますので1990年は第2作め、そして『Maybe』は1995年に発売された『夜会』の曲を集めたアルバム《10 WINGS》にも収録されており《歌でしか言えない》《10 WINGS》とではま〜るでアレンジが異なっています。どちらも魅力があって捨て難いのですが、今回は強がりを全面に押し出したアレンジの《10 WINGS》の方を採用(?)しました。

1番です
 雲の流れは西から東 4つの季節をつないでゆく
  今日も地上に吹きつける風は 左から右 右から左
  1秒毎に気が変わる 予測のつかない癇癪持ち
  1つのビルの角を曲がる度に意外な向きで吹きつけて来る
  私は唇かみしめて胸をそらして歩いてゆく
  なんでもないわ 私は大丈夫 どこにも隙がない
  なんでもないわ 私は大丈夫 なんでもないわ どこにも隙がない
  Maybe 夢見れば Maybe 人生は
  Maybe つらい思いが多くなるけれど
  Maybe 夢見ずに Maybe いられない
  Maybe もしかしたら


情景描写が非常にわかりやすくて、これなら『夜会』の内容を知らなくてもな〜んか「都会で働く孤独な女性が強がっている」という感じが伝わってきますね〜。<>がポイントの一つでして、まぁ単純な<>ではなく「逆風」であるのも簡単にわかりますね。コレ、仕事に対する逆風であるばかりでなくて人生を送る上で必ず立ちはだかってくる「予想外の展開」なんだよなぁ・・・と思ってしまったソコのアナタ、もはや面倒っちぃオトナになってますネ(・o・ゞ

それにしても、サビの

 Maybe 夢見れば Maybe 人生は
  Maybe つらい思いが多くなるけれど
  Maybe 夢見ずに Maybe いられない
  Maybe もしかしたら


って、たまらないですね〜。<Maybe>を執拗に挟み込むという歌唱に特有なレトリック、そして倒置と省略技法が盛り込まれており、つまりは

 人生は 夢みれば つらい思いが多くなるけれど
  もしかしたらと 夢見ずに いられない


がメインで伝えたいことなんだろうなぁと。そうなのです、「夢」なんかに関心なくてただただ日々を過ごしてしまいたい人も実は決して少なくないのが現実社会ですが、そのような人たちでも、否、そのような人たちだからこそ「逆風」には人一倍さらされたくなく、それこそが「夢」というか「切なる願い」なのではないでしょうか。大それた「夢」ではなく、日々のちょっとしたほんのささやかな幸せを願いつつ社会にその存在を一切知られずに一生を送る圧倒的多数の人たちを直撃したのは、昨今流行りのこの国の政治不信でもなんでもなく、遠く離れた国の争いに端を発した物流の停滞に伴う大〜幅な物価高です。夢見ればつらい思いが多くなるのはある意味予測できる逆風ですけれど、夢見てないのに逆風にさらされるのってむっちゃくちゃに理不尽ですぞ。あ、ハナシがそれました。

2番です
 弱気になった人たちは 強いビル風に飛ばされる
  私は髪をきつく結いあげて大きなバッグを持ち直す
  思い出なんか何ひとつ私を助けちゃくれないわ
  私をいつも守ってくれるのはパウダールームの自己暗示
  感情的な顔にならないで 誰にも弱味を知られないで
  なんでもないわ 私は大丈夫 どこにも隙がない
  なんでもないわ 私は大丈夫 なんでもないわ どこにも隙がない
  Maybe 夢見れば Maybe 人生は
  Maybe つらい思いが多くなるけれど
  Maybe 夢見ずに Maybe いられない
  Maybe もしかしたら


どんな頑丈な鎧を着ていても、どんなに強い人であっても、その裏側には必ずや弱い自分を隠しているのであります。コロナ禍があってもなくても戦争があってもなくても人生には逆風がついてまわりますが、それに飛ばされないためにはやはり個々人のささやかな自分だけの満足感が必要不可欠なのではないでしょうか。強い自分も弱い自分も、正直な自分も嘘つく自分も、嬉しい自分も悲しい自分も、それらがどんなに矛盾だらけであっても全てが自分そのものですね。それは自分こそが最も痛切に感じているモノで、そりゃ〜偽りたくなるのも当〜然ですよね〜。

 思い出なんか何ひとつ私を助けちゃくれないわ
  私をいつも守ってくれるのはパウダールームの自己暗示


思い出に浸っていても逆風は止みませんし先送りになってしまうのがオチでしょうが、自分だけの密かな「推し」の存在があれば、それこそが心を支えてくれるのではないでしょうか。こうなってくると「推し」が夢か現実か思い出かなんて些細なことなのかも知れないとさえ思います。いやはや、この2行、ワタクシ的には『Maybe』の最大のポイントなんですね〜(*´-`)



この動画で使っているピアノは100年以上昔、1894年製のアンティークピアノ。このような楽器を使ってこのような曲を弾くのはまことに愉しいです。現代では世間で聞こえる音のほとんどは電気を通していますが、このころに世間で聞こえていた音は生音が主流でした。1877年にエジソンが蓄音機を実用化し、このピアノが作られた1894年にはSPレコードの大量生産ができるようになって、次第に「録音」というシロモノが世間に知られるようになった時代。こんな時代の楽器がどれほど豊かな音世界を伝えていたのか、この動画で使っている楽器は奇跡的にオリジナルほぼそのまま、まさに時代の生き証人です。

2022年8月 5日 (金)

ブリュートナー 121cm 1934年製(PIAPIT修復)で、ブルッフ『6つの小品, op.12』から、第6曲を

こだわりのピアノ工房 ピアピット によるいつもながら気合の入ったオーバーホール済の 1934年製ブリュートナー 121cm で、ブルッフ/『6つの小品, op.12』から、第6曲を弾きました。

ブリュートナーは、スタインウェイが世界を席巻する前にはベヒシュタインと並び立つ一流メーカーでした。古い楽器らしさを残すために外装には手をかけず、バキバキだった響板の修復そして駒の一部作り直しという大工事を経てよみがえりました。音を出すハンマーはオリジナルで少しだけ表面を剥いたことで若々しい音色になってビックリ。

*ピアノ工房ピアピット(千葉県印西市)
ピアノは本気で直せば古いピアノでも必ずよみがえります
http://www.piapit.com/repair.html

作曲のブルッフ(1838-1920)は今では『ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調』程度でしか知られていないですが、魅力的なメロディーの小品など様々な作品を精力的に出版していたドイツの中堅作曲家です。このブリュートナーは高さが121cmしかないアップライトピアノですが、充実した低音の響きにシビれましたぞ(・o・ゞ

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