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2021年12月の10件の記事

2021年12月31日 (金)

中島みゆき 作詞/作曲『百九番目の除夜の鐘』ピアノソロ:1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)

いよいよ本年(2021年)もおしせまりまして、中島みゆきの『百九番目の除夜の鐘』を、いつもの1894年製アンティークピアノで弾きました。イヤ実は年越しの除夜の鐘に間に合わなさそうで名実ともに『百九番目の除夜の鐘』になりかねなかったのですが・・・間に合ってヨかったんだかワルかったんだかwww

『百九番目の除夜の鐘』は、2008年11月から2009年2月にかけて上演された《夜会 VOL.15『〜夜物語〜元祖・今晩屋』》のために書き下ろされた曲で、2009年発売のアルバム《DRAMA!》に収録されています。このアルバム《DRAMA!》は、ミュージカル『SEMPO 〜日本のシンドラー 杉原千畝物語〜』に提供した曲から選んだ前半6曲と、夜会 VOL.15『〜夜物語〜元祖・今晩屋』(2008年 - 2009年)、夜会 VOL.16『〜夜物語〜本家・今晩屋』(2009年)で歌われた書き下ろし曲から選んだ後半7曲との計13曲からなっています。

 百九番目の除夜の鐘 鳴り始めたならどうなろうか
  百九番目の除夜の鐘 鳴り止まなければどうなろうか

除夜の鐘というのは108という煩悩の数だけ鐘を撞くといわれていますが、由来や意味合いをニワカで調べ始めたらそれらしい説が複数あるようで、こりゃ年が明けちまいます。旧年中に107回撞いて残りの1回を年明けに撞くというのを昔どこぞで耳にしまして、調べたところ107番目が「最後の宣命」で108番目を「最初の警策」というとか。「最初の警策」は新年の最初に煩悩にまどわされないようにつかれるそうで、う〜ん、それだったら煩悩は107なんぢゃないのかなぁとかなんとかツッコミたくなったのですが、そっっっか、年明けに撞かれる108番目が煩悩の一つめなのか。それじゃ〜『百九番目の除夜の鐘』という概念は次の除夜の鐘の1番目、という怪釈もできそうですが、まぁ流石にそりゃないか〜w

 このまま明日になりもせず このまま来生になりもせず
  百と八つの悲しみが いつまでたっても止みもせず

「ゆく年」と「くる年」とが「除夜の鐘」で切り分けられるのが既定路線であっても、その境界領域近傍に怪しいナニかがうごめいていてナニかしら悪さを仕掛けてくるのが中島みゆき的な世界。自らが抱えていた<百と八つの悲しみ>が帳消しにされず<明日>や<来世>に持ち越されてしまうのはご勘弁願いたいのはヤマヤマですが、実はその「持ち越し」こそが輪廻転生の本質なんでしょうね。それにしても百九番目の除夜の鐘で不安定な時空から出られないとなると、か〜なりコワいですね〜。そもそも『百九番目の除夜の鐘』という着想自体が「向こう側」で、なんともタマらないとも。

 裏切り前の1日へ
  誓いを戻せ除夜の鐘

あぁ、ナルホド、そういう観点もあるんだなぁと。コレ、失恋前後、コロナ前後、東京大運動会前後(覚えてます?)、行く年来る年、それぞれの立場やら環境やらに応じて何が連想されるかが全く違うワケで、これこそが抽象化による解釈の多様化であって詩の醍醐味なんでしょうね。音楽でも言葉がない器楽だとさらに抽象化されていますが、それだとあまりにもよりどころがなくて多様化どころの騒ぎではなくなってしまうという。言葉を使わぬ器楽はなかなかに大変なのでありま〜す(*´-`)

 前の生から次の生 今居る生へ
  浮橋に誓いをつなげ除夜の鐘

既定路線が安心安定なのは確かですが、境界領域の<浮橋>的な危うさ怪しさこそが偶然性に基づくまさかの多様性を生んでいるのだろうなぁと。コロナに振り回されっぱなしなこの2年間、この<浮橋>の対岸はまだまだ見えそうになくまたまたヤヤこしい雰囲気になっていますが、そこそこの活動ならば状況を理解していればまぁできないワケでもないんですよね〜。もうじき明ける新年に・・・

 浮橋に誓いをつなげ除夜の鐘



この動画で使っているピアノは100年以上昔、1894年製のアンティークピアノ。このような楽器を使ってこのような曲を弾くのはまことに愉しいです。現代では世間で聞こえる音のほとんどは電気を通していますが、このころに世間で聞こえていた音は生音が主流でした。1877年にエジソンが蓄音機を実用化し、このピアノが作られた1894年にはSPレコードの大量生産ができるようになって、次第に「録音」というシロモノが世間に知られるようになった時代。こんな時代の楽器がどれほど豊かな音世界を伝えていたのか、この動画で使っている楽器は奇跡的にオリジナルほぼそのまま、まさに時代の生き証人です。

2021年12月30日 (木)

古座川のやまんばから、援助物資到〜着(*´-`)

紀州は古座川のやまんばから、4年ぶりの援助物資到〜着〜(*´-`)
超〜肉厚の生しいたけ、いわし生姜煮、ごぼう巻、紅白の蒲鉾に手づくり切り餅、そしてご近所さん手づくりのサンマ寿司、という紀伊半島の海の幸山の幸の詰め合わせ。やまんば夫妻が足で稼いだ地元のホンマモンの数々で、実は日本ってとっても豊かな国なんですよね〜。

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うむ・・・コレは年明け用でしょから、年内に滅ぼさないようにせねばっっっw

古座川のやまんばは「Cafeダーチャやまんば」のヌシ、まさかの山奥にこだわりいっぱいで15年め。5年前、新聞に「癒す・隠れる・秘境カフェ」と紹介されたとか。季節の旬の果物を使ってやまんばが夜な夜な大鍋でグツグツ煮込んだw手づくりジャム、絶品ちぅの絶品ですぜ(`・ω・´)

ダーチャやまんば
和歌山県東牟婁郡古座川町中崎150-2
TEL : 0735-78-0088
http://dacha-yamanba.jugem.jp/

2021年12月27日 (月)

1900年前後のフルートとピアノの合奏、映像編集の巻

先日(12/22)の高崎行きは駅そばを喰らっただけではございませんでしてナ。
フルート教室ファルべの素来聡子さんと石井孝治さんの所有、19世紀末の知る人ぞ知る名工 Claude Rive そして有名な Louis Lot 最後期20世紀初頭のフルートと、 アトリエミストラル1905年製プレイエルという夢のコラボの実現でござ〜い😎

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多種多様な情報がタダで手に入る現代、100年前の楽器を使う奏者こそ増えましたが、昔の楽器を使いさえすれば自動的に他人と異なる豊かな音楽表現がくっついてくるほど甘い世界ではございません。昔の楽器は現代の楽器と比べればある意味「不便」ですし、物理的に「限界が早い」のも当然のこと。それをも正面から受け入れて昔の楽器ならではの芸風で演奏できる奏者はごくごくごくごくw少数派で(実は受け入れた方が圧倒的に演奏しやすいことを知らぬ演奏者が圧倒的多数)、そんなお二人と共演できるのは何という光栄☺️
(現代風味で演奏したら昔の楽器を使う意味なんぞ全くないのですが、現代人は現代の人類wですから、ある意味当〜然の帰結ではあります😞)

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楽器の位置決めやら曲合わせの最終確認やらも含めて、わずか三時間で録りも録ったり20数テイク10数曲(まぁどれも短いですがw)新型iMac M1が涼しい顔で仕事をコナしてくれて、よ〜やっと10本ちょいの映像の下準備ができました。

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年明けからゆるゆるとアップしていくかと思いますので、どうぞご期待くださいませ〜🐌

2021年12月23日 (木)

駅そば@高崎駅2-4番線ホーム

昨日(12/22)は、フルートの素来聡子さんと石井孝治さんと三人でYouTube収録のため高崎の アトリエミストラル まで遠征〜(*´-`)

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腹が減ってはなんとやらで、高崎駅2〜4番ホームのそのスジでは有名らしい立ち食い蕎麦の取材。しかもFacebookで「2-4番線ホーム」でチェックインできるとは、どなたか知らんがよ〜くわかっていらっしゃるw

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13時ちょい過ぎに入店したのですがほとんどが売り切れでさすがにランチどきの仕込みがカンペキなんだなぁと思ったのですが、このコロナ禍で平日の営業時間が7:00〜13:30になった張り紙を見て、間に合って良かったなぁとホッとした我々でございました。

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噂に違わず大満足でしたが、なにやら蕎麦の量が多くてなかなか減らなかったような🤣💦

2021年12月11日 (土)

アズール弦楽合奏団演奏会@本所地域プラザ

今年のアズール弦楽合奏団の演奏会、本来は明日(12/12)でしたが、会場であったすみだトリフォニー小ホールの一貫性のカケラもないコロナ対応のために直前になって会場変更を余儀なくさせられて本日(12/11)になりましてな。

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午前中護国寺にてリハーサル、いったん散会後にここ本所地域プラザにてこれから18時開演です。

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偽チェンバロと鳴り物(ピンクの小っちゃなタンバリンw)でヒト暴れですぞ〜(*´-`)

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昼メシは音楽監督のお膝元の駒込は「ほんま」にて、鶏ベースのきのこポタージュラーメンというもはやラーメンの概念を逸脱した創作麺。無化調の優しく濃厚な味わいで本番の成功は確約されましたとさw

2021年12月 9日 (木)

Théodore Salomé (1834-1896)『8 Pièces pour harmonium, Op.67』から第1曲『Tendre aveu』を、1954年製ヤマハ5号リードオルガンで

1910年ころに出版された、Théodore Salomé(1834-1896)による『8 Pièces pour harmonium, Op.67』から、第1曲「Tendre aveu」を、おなじみ 渡邉祐治氏 の修復によるYAMAHAの1954年製5号オルガンで弾きました。作曲の Théodore Salomé (1834-1896) はパリのオルガニスト・作曲家、この『手鍵盤オルガンのための8つの小品, op.67』は同じ作品番号で大オルガン用としても出版されておりますが、この小ぢんまりまとまった感じは足踏みオルガンの方が良さげなんじゃないかなぁと思っています (*´-`)

場所は小淵沢の別荘地の一角で2021年6月にオープンしたスペース「スタヂオぴーの」です。もとはブロンズの鋳造のためのしっかりしたスペースでそれをリフォームしたとのことで30人程度がゆったりくつろげます。天井が高く構造は頑丈、素直な残響が心地よくこれからの展開が楽しみですよ〜。ここに貸し出しているヤマハ5号オルガンを使って2021年12月5日にワタクシ筒井が行った2回目のコンサートのライヴ動画、曲のおしまい近くでどなたかのケータイがピロリンと鳴ったのは、まぁご愛嬌w

2021年12月 6日 (月)

石和温泉公衆浴場、併設食堂

リードオルガンコンサートは首尾よく終了。ちょいとのんびりしてから、いざ石和温泉公衆浴場へGo〜!!

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19時少し前に着いたところ地元の長年連れ添ってきたであろうイイ感じのご夫妻たちのたまり場となっていて、あぁ、昭和時代は確かに夜7時のニュース前に家族が集まっていたんだよなぁぁぁ・・・と、しばし過ぎ去りし昔を懐かしむ我々でありました。

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まずはお作法としてきはめて正しい「石和で2番目にうまい正油ラーメン」を食してから温泉で身を清め、地元の方々を邪魔しつつwのささやかな夕食会でござ〜い(*´-`)

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あまりにもフツーの優しい美味しさに満ちたお食事の数々、そっか、今日は日曜日だから銭湯行ってお食事して、な日だったのかなぁとも思ったりして。まぁ我々はいちいち大げさに感動しましたが地元の方々にとってはあったり前の日常なわけで、微笑ましく見守って下さってありがとうございました。

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ココで衝撃のツッコミが店の方から。
「 親 子 な ん で す か ? 」爆爆爆www

2021年12月 5日 (日)

リードオルガンコンサート@スタヂオぴーの/小淵沢

本日(12/5)は小淵沢の「スタヂオぴーの」での第2回リードオルガンコンサート。健康ランドでそれなりにw熟睡して7時半出発、渡邉號での〜んびりと小淵沢に9時ぴったりにとうちゃ〜く。今回は、貸出中のヤマハ5号オルガンと、エスティ社のキャンピングオルガンも使えましたよ〜。

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共演のソプラノ嬢とヴァイオリン氏とのリハも順調で、ほぼ満席のお客さまにもゆったりとくつろいでいただけたようでした。

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さすがに朝は冷え込みましたが、なんとも心地よく穏やかに晴れた一日でホッ(*´-`)

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2021年12月 4日 (土)

石和温泉公衆浴場

明日(12/5)は小淵沢の「スタヂオぴーの」でリードオルガンコンサート。せっかくなので、いつもの修復の渡邉祐治さんと安い健康ランドで一泊、途中の石和温泉(いさわおんせん)にナニやら良さげな銭湯があるとのことで立ち寄りましたよ〜。

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あふれ出る昭〜和な風情そしてなんと食堂併設という舞台装置に大感動のワタクシ、21時少し過ぎての入湯だったのでお食事は終わっていましたが、そりゃ〜明日の帰りに寄らなきゃオトコがすたるw

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時間差でじんわりじんわりと温まる温泉の質にも大満足で、入湯客のみの瓶の牛乳100円もためらわずにゲット。もう、明日のリードオルガンコンサートの成功は約束されたといえましょうw

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2021年12月 2日 (木)

中島みゆき 作詞/作曲『北の旅人』ソロ:モーツァルトの旅行用クラヴィコード(1763, J.A.Stein)の複製(2002年)で

本日(12/2)はワタクシの生誕日、いつの間にか55歳になってしまったようですが、なぁに、五捨六入すればまぁだ50歳の折り返し地点でさぁwww

中島みゆきの『北の旅人』という未録音の秘曲を、かの神童モーツァルトが7歳のとき(1763年)に買ってもらったJ.A.シュタイン製の旅行用クラヴィコードの複製で弾きました。

『北の旅人』は、1983年9月4日の天理教「あらきとうりょう・女子青年決起北海道大会」の大会歌として書き下ろされた曲です。ネット上にもあまり情報はなく、音源もわずか数種類程度にとどまるようです。「あらきとうりょう」とは「荒木棟梁」という建築や大工に関係した言葉で、どんな深山へでも恐れずに入っていって、立派な用材を伐採して建築に役立つように製材をする棟梁のこと。「荒木棟梁」とは天理教青年会が掲げている行動理念で、青年会員は自ら「あらきとうりょう」を自負し、日々、布教と求道に励んでいるとのことです。

このような理念を謳った特別な作品ということもあり歌詞を載せて偉そうに解釈を開陳することは控えますが、さすがは安定の中島みゆき、天理教の「あらきとうりょう」という理念を北海道の冬の自然の厳しさと見事に調和させた美しい歌詞として仕上げています。単純な中に力強さを秘めた佳曲だなぁと思いますが、同時にサビの部分で下の「ド」から上の「レ」までの跳躍を歌わせるのもまた、さすが容赦ない中島みゆきでありま〜す。



ここで使っているクラヴィコードは筒井本人の所有、モーツァルトが7歳のとき(1763年)にアウグスブルクのシュタインの工房で父親のレオポルドに買ってもらって以後終生愛用した、旅行用クラヴィコード(現在、ブダペスト、ハンガリー国立博物館所蔵)の忠実な複製です。旅行用クラヴィコードは、18世紀の旅の空に生きる演奏家や作曲家によく使われていました。このモーツァルトが使っていた旅行用クラヴィコードはたった1m程度の幅しかありませんが意外と重く丈夫で、音域はなんと4オクターヴ半もあったのでした。

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