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2021年9月 7日 (火)

ゴダール『Rêverie pastorale/田園に想ふ, op.43』を、1905年製プレイエル3bisピアノ(85鍵)で

Godard/ゴダール(1849-1895)の『Rêverie pastorale/田園に想ふ, op.43』を1905年製85鍵のプレイエル 3bis(トロワビス)型ヴィンテージピアノで弾きました。

この曲名、キチンと訳すれば『牧歌的夢想曲』やら『田園風夢想曲』やらやらwになりましょうが、う〜ん、コレじゃ〜このせっかくの優しく穏やかな夢の世界を一気に興醒めさせちまうんですよね〜。「田園への想い」でもイイかなぁとは思ったのですが、これでは修飾関係が違ってくるのでボツ・・・とかいろいろ苦心惨憺した結果、なんとか絞り出せましたよ。『 田 園 に 想 ふ 』に決っ定〜 (`・ω・´)!

Godard/ゴダールは多作家の天才として鳴らし、かつては『ジョスランの子守唄』という誰もが知る通俗名曲の作曲者として知られていましたが、今ではフルート曲の作曲者としてそこそこ知られている程度の作曲家ではないでしょうか。この『ジョスランの子守唄』は、オペラ『Jocelyn, op.100』の中の一曲で、戦前にはフツーに蓄音機で聴かれていたんですよ〜。YouTubeにも昭和6年吹込で藤原義江が近藤朔風の詩に乗せて歌っている音源が上がっています。

この『Rêverie pastorale/田園に想ふ, op.43』の検索を軽〜くかけてみたのですが、あろうことかネット上には音源がなさそうな疑惑が浮上してきまして、そんなことがあってイイのかと。この手の「埋もれた」曲にはだいたい理由がありまして、展開技術は上手なのでしょうが霊感に乏しいがためにそこから抜け出せずに紋切り型に終始して数分で飽きるとか、そうでなくても「また聴こう」と思ってもらえにくいとか。この曲はそんなモンじゃなく、ちゃぁんと一歩も二歩も抜け出している気がするンですけどね〜。

19世紀末から20世紀初頭にかけては現代的な科学技術が次々と花開いたタイミングで、ピアノに限らず人間の生活が大変に変化したタイミングでもありました。そしてこの時代に生み出された芸術もまた大きく変化したワケで、あまたの才能そして魑魅魍魎がそれこそうじゃうじゃと湧いていた時代なんですね〜。この時代はまだまだ「魔力」に満ちていて神秘的なナニかに対する感受性も相当に高かった時代で、この時代の独特な空気感は現代の明晰なピアノで弾いてしまうと雲散霧消してしまいがちなのですが、この アトリエミストラル の1905年製プレイエルは的確に手を加えられて適度に弾かれているためでしょうか、霊的な雰囲気を蘇らせることが充分に可能なのでありま〜す (`・ω・´)

 

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