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2021年5月 3日 (月)

モーツァルト『ソナタ K.13/Joseph Bopp編』から第2楽章を、20世紀初頭のフルートとモーツァルトの旅行用クラヴィコード(1763, J.A.Stein)の複製(2002年)で(フルート:素来聡子)

このK.13は、1763年6月9日から1766年11月29日までのほぼ3年半にもわたるいわゆる「モーツァルト一家の西方大旅行」の間にロンドンで作曲され、1765年1月に作品3として自費出版された「ヴァイオリンまたはフルートの助奏つきクラヴサンのためのソナタ集(全6曲)」の中の第4曲です。

西方大旅行の最初、1763年6月22日の晩にモーツァルト一家は父レオポルドの故郷アウグスブルクに到着して7月初めまで滞在しています。この動画で使っている旅行用クラヴィコードはこのタイミングでシュタインから入手したものでして、神童時代のヴォルフガングにとっての「真のオリジナル鍵盤楽器」なんですよ〜。また、このころロンドンはスクエアピアノの黎明期でもあり、クリスティアン・バッハの音楽とともに神童ヴォルフガングの音楽に与えた影響ははかり知れないものがあると言えましょう。

素来聡子さんのフルートはさすがにこの時代のものではなくベーム式フルートですが、20世紀初頭のルイ・ロットによる銘器です。

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コメント

ルイ・ロットを操る素来聡子さんの演奏を聴くのは、たぶん30年ぶりくらいだと思います。
場所は東大阪市で、お弁当を食べながらでした。明るくて渋みのある音だと思います。
やはり古楽器による伴奏の方が、笛の音色の変化が確認し易いと感じました。また、素来さんのフレージング、強弱の付け方には賛同致します。
私、2006年からDIC(株) 館林工場に勤務しておりますが、それまでは吹田工場勤務でした。アマチュアですが、高橋成典門下です。少し前に曜子さんから 8月1日、成典逝去の連絡がありました。お正月は奈良へ行くつもりです。
今後のご活躍をお祈りいたします。
渡邉清二 (来年5月に定年を迎え、大阪に帰ります)

渡邊さま
嬉しいコメントをありがとうございます。
バリバリドイツ系の高橋門下から急カーブしてもう25年位前からヴィンテージフランス楽器ばかり吹いています。
高橋先生ご逝去の情報もありがとうございました。
全く知らなくて余りにも突然のお話しでショックを受けています。
私は結局奈良のお宅には伺ったことが無いのですが、ちょっとお参りには伺いたいです。
私のHP「フルート教室ファルベ」http://www.flutefarbe.comに渡邊様のご連絡等、ご一報頂けましたら幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。

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