Mario Tarenghi (1870-1938) 『Song of the Fisherman, op.47-1』を、1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)で
イタリアのピアニスト&作曲家、Mario Tarénghi (1870-1938) は結構な数のピアノ曲や劇音楽を作曲したようですが、ネット上の資料が乏しくて往生してます。故郷ベルガモの出版社だけでなくドイツの出版社による楽譜がちらちら見つかり、この動画の「Song of the Fisherman, op.47-1」は1909年に例によってニューヨークのシャーマー社から『Four Drawing-Room Pieces』として出版された第1曲めです。ちなみに、2曲めは「A Lullaby」3曲めは「In Fantastic Mood」4曲めは「Improvisation, op.53-1」なのですが、2曲めと3曲めの楽譜が出てこないんですね〜。このシャーマー版楽譜の表紙には、Boston では The Boston Misic Co. そして、Milano と Leipzig では Carisch & Jänishen が出版している旨の記載があり、当時は Tarenghi の作品がしっかりと出版されていたことがうかがえますね〜。
この『Song of the Fisherman, op.47-1』はいかにも舟歌な6/8拍子でメランコリックな歌がまことに好ましく、同じ時代のベーゼンドルファーにぴったりな佳作と思います (*´-`)
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