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2020年10月 3日 (土)

ベートーヴェン『ピアノソナタ第10番 op.14-2』から第2楽章を1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)で

ベートーヴェン(1770-1827)の『ピアノソナタ第10番 op.14-2』から第2楽章を、いつもの1894年ベーゼンドルファー製ウィーンアクションのピアノで弾きました。

ベートーヴェンのピアノソナタ op.14 の2曲セットであるこの第9番と第10番は比較的易しいとされておりますが、なんのなんの、そうは問屋がおろしませんぞ。初期ピアノソナタの例に漏れずに少ない音数で J.S.Bach のフーガとは全く異なる多声部な構造があるのですから、演奏者は逃げも隠れもできません。この楽章の指定は Andante で2/2拍子、というなかなか悩ましい指定になっています。Andante は日本語の音楽事典では「歩くような速さで」と書かれていてそれ自体は悪くない見識だと思うのですが、受け取る人間の方が Andante を「ゆっくり」であると認識してしまうところに悩ましさの源泉があるような気がします。Andante はメトロノーム的スピード表記では Moderato よりゆっくりな位置に置かれていますが、これって Andante に「ゆっくりめ」という先入観を与える元凶である気がしてなりません。

Andante は伊太利亜弁ですから、伊太利亜弁でどのようなニュアンスである/あったのかを知るのは意味あることと思います。Andante の元となった動詞の「Andare」は「前に進む」というニュアンスを持ち、「andante」には「ごく普通」とか「まあまあ」という感じですが「moderato」という「イイ感じの普通」よりわずかに劣ったニュアンスが含まれるとのことです。とすると、「まぁまぁちょうど良い感じであくまでも前に進む感じを忘れずに」のようなテンポ感が求められているのではないかなぁとかなんとか (*´-`)

なんのこっちゃ〜とお思いかも知れません(自分でもそう思いますわw)が、そもそもテンポにしてもその他もろもろにしても表現意図と独立して存在するものではなく、てめぇがどんな Andante にしたいのかを抜きにして決められるシロモノではございません。表現意図と乖離した「お勉強」なんてまるっきり有害無益、表現意図さえしっかりしていれば自分に都合の良いお勉強をすりゃ充分・・・というのは極論ではありますが、稀代の大作曲家たちの作品を自分のレベルにまで引きずり落として楽しもうとしているのですから、所詮はそんなモンかと。とほほ ヽ( ̄▽ ̄)ノ

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