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2020年9月26日 (土)

夏目漱石著『鶉籠』春陽堂(明治四十年初版)入手!

某オクを覗いたらこんなモンが状態が良くないせいか適価で転がっているのを見つけてしまいましてな。そもそもコレにアクセスできた時点でヤフオクの覗き方として根本的に問題があることにはとりあえず触れないで欲しいのですが、まぁ見てしまったからには仕方がない、1100円増しで入札しておいたらナゼかそのまま落札してしまいましたとさ (*´-`)

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「坊っちやん」「二百十日」「草枕」の三篇所収、夏目漱石著『鶉籠』春陽堂(明治四十年初版)

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<住みにくき世から、住みにくき煩いを引き抜いて、有難い世界をまのあたりに寫すのが詩である、畫である。あるは音樂と彫刻である。こまかに云へば寫さないでもよい。只まのあたりに見れば、そこに詩も生き、歌も湧く。>

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『草枕』には漱石というか明治の強力極まりない知識人の教養がふんだんに散りばめられていて、読み味わうのがめっちゃ困難なんですわ。ですが、一流の人物がこれぞと心に決めて世間に発表した名作ってホントに良く作られておりまして、伏線やら本歌取りやらを知らなくても受け手のレベルに応じて姿を変えてくれるので、どんな受け手でも興味さえ持っていればそれなりに楽しめるようになっているように思います。真にメジャーになれる作品って、とてつもない過剰品質を全くそれと知られずにシレッと「そこにゐる」んですね〜。メジャーな作品は「通俗的」と貶められることが少なからずございますが、通俗的な一面なくしてメジャーになれるハズないですやん。『草枕』はメジャーな作品というには通好みに過ぎるとは思いますが、この『鶉籠』に収められた「坊っちやん」「二百十日」「草枕」の三篇の組み合わせって芸術作品の「見せ方」としてまことに興味深いです。

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