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2020年7月10日 (金)

R.D.Klaafman作曲(?)による『Communion』を「おぶせミュージアム・中島千波館」のヤマハ1923年製リードオルガンで

R.D.Klaafman作曲(?)による『Communion』を、YAMAHAの1923年製リードオルガンで弾きました。納品に立ち会って動画を録らないワタクシではございませんで (`・ω・´)

このリードオルガンは栗で全国的に有名な長野県小布施(おぶせ)町の「おぶせミュージアム・中島千波館」に2020年7月に納入された楽器で、例によって群馬県館林の渡邉祐治さんによって完全修復、見事によみがえっています。世の中にあまたある「大切な品物だから鍵をかけてしまっておく」という、管理側の都合ばかりを優先させて楽器としての意味を全く無視する姿勢ではなく、流行りのストリートピアノがごとく自由に音を出してもらって愉しんでほしい、というおぶせミュージアムの姿勢はまことに素晴らしく尊いと思います (`・ω・´)

この曲の作曲者の R.D.Klaafman は記録がほとんど残っていない作曲家で、唯一、1900年ごろにロンドンのナイチンゲール社が出版した『St. Paul’s Voluntaries for American Organ or Harmonium』4分冊の第2巻の作曲者としてのみ記録が残っているようです。ワタクシ、たまたまこのナイチンゲール社の第2巻を入手したのですが、なんと「Copyright, MDCCCXCIX, by Frank Dean & Co.」と別の出版社による1899年の著作権表記があります。なお、この動画の『Communion』は第2巻の第5曲です。

この R.D.Klaafman で検索をかけてみると、YouTube上に Peter Tyor 氏が『Communion』の次の第6曲『Pastorale』を上げた動画で興味深い説を展開しているのを発見できました。R.D.Klaafman という綴りはオランダ系に感じられますが、コレ、イギリス人オルガニストでやはり教会系のオルガン曲やピアノ曲を出版していた Frank Adlam(1785-1929) のアナグラムであり、おそらくは筆名であろうと。

Img_0939

な〜るほど『St. Paul’s Voluntaries for American Organ or Harmonium』は、第2巻以外の3巻が全て Frank Adlam(1785-1929) の作曲、といういかにも不自然な姿ですし、なにやらイギリスらしい「この程度がわからないようぢゃネ、ふふふ」といういぢわるさwも感じられて、かなりの説得力を感じます。お説採用!(*´-`)



*参考 - Peter Tylor 氏による動画
“R. D. Klaafman (Frank Adlam), "Pastorale" - pipe organ, St Mewan Church” by Peter Tylor

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