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2020年5月15日 (金)

ベートーヴェン『ピアノソナタ第4番 op.7』から第2楽章を1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)で

ベートーヴェン(1770-1827)の『ピアノソナタ第4番 op.7』から第2楽章を、いつもの1894年ベーゼンドルファー製ウィーンアクションのピアノで弾きました。

ベートーヴェンの緩徐楽章って、ところどころに顔を出す「sf」の処理がきわめて厄介ですよね〜。その中でこの曲のこの楽章はかなりわかりやすくて助かるのですが、それ以外のところが死ぬほど難しいのが困りモノでして。変イ長調(フラット4つですね)になった中間部、右手が「sempre ten.」で左手が「sempre stacc.」なのはまぁよくあるコトだとは思いますが、それに加えて右手が単音でなくかなり密なオルガン的なテヌートが求められているのが鬼畜極まりない。つまりはピアノという減衰音の楽器で弦楽四重奏で上の3声に加えて旋律をオクターヴで重ねた音型を右手で徹頭徹尾テヌートで弾かされたうえに(下にw)、ベースのチェロはピチカートがごとく徹頭徹尾スタッカートでしかも立体的に弾くことを強制されるんですよ〜〜〜〜!

ペダルを十二分に稽古することは誰もが考えるでしょうが、コレでイイかなと思って録音して聞き直してみて弦楽四重奏とは似ても似つかぬ「がんばっておけいこしました!」で止まっている惨状に愕然とするのがスタートライン。右手のたゆたうような抑揚をもって長〜く流れる雰囲気と、左手のピチカートで示されているコード進行とがベツモノであることに気づいて欲しいと思います。そもそもこの部分はピアノという一つの楽器で弾くのはどだい不可能なのですが、幸か不幸かベートーヴェン先生が「このように弾け!」と強要してくるのですからヤラねばなりませぬ (`・ω・´)

楽譜に表示されているデジタル符号である音符をそのままデジタル操作盤である鍵盤の上にヤミクモに「置き直す」ことは単なる「変換」にすぎず、ワリと昔のコンピューター(AI以前ですよ)でも「打ち込み」という形で簡単にできましたしその方が圧倒的に正確に再現されます。まぁ現代では「打ち込み」の方がふさわしい曲が支配的になってしまった感がございますが、少なくともいわゆる「クラシック音楽と称される何か」な時代の音楽は断じてそうではありません。願わくば、打ち込みでは満足できないようなあなた自身の「ファジーな生き物としての感覚」を大切になさってくださいますように (*´-`)

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