ユージン・セイヤーの『礼拝のための前奏曲 へ長調』を、1905(明治38)年ヤマハ製リードオルガンで
Eugene Thayer/ユージン・セイヤー(1824-1896)は、アメリカのオルガニスト・作曲家。1870年に『The Art of Organ Playing』5分冊を刊行し、さらに1874年から1877年まで『Organist’s Quarterly Journal』を刊行しています。この動画で弾いている『Service Prelude in F(礼拝のための前奏曲 へ長調)』は、『The Art of Organ Playing』の補遺として自身を含む種々の作曲家の作品を集めて3分冊で刊行された『Organ Music for Church Service』の第1巻の第9番です。このような実用のための曲集はそれこそ星の数ほど出版されており、まことに深く複雑な世界でありま〜す (*´-`)
弾いている楽器は、おなじみ渡邉祐治氏による丁寧な修復を経てよみがえった1905(明治38)年ヤマハ製リードオルガンです。このリードオルガンが作られた5年前の1900年にようやくヤマハはアップライトピアノ第1号機を完成させたばかりで、まだまだ時代はリードオルガンの時代でした。この明治のリードオルガン、一種独特な低音の重く深い響きにシビれますよ〜(・ω・ゞ
・渡邉祐治氏YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC6wktpotX7LAsEq-4diaaIA
・調律師「才気堂」:http://saikido.blog.jp/
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