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2019年9月23日 (月)

古き佳き時代をめぐる旅路@大宮公園

一昨日(9/21)原宿のカーサ・モーツァルト所蔵1920年代のベヒシュタインK型と同時代のフルートの共演は盛況、ありがとうございました!

さておつぎは10月5日に大宮公園にて、1927年製ベヒシュタインL型(165cm)を使ったソロ演奏会です。選曲は我ながらオモロくできた感触ありですよ〜 (`・ω・´)

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古き佳き時代をめぐる旅路
100年前のベヒシュタインピアノで愉しむ


ベヒシュタインピアノ:筒井 一貴

2019年10月5日(土)14時開演(13時半開場)
3000円(手作りケーキ&紅茶付/40名要予約)
大宮公園、バッハアカデミー(さいたま市大宮区寿能町2−210−2)

主催 バッハアカデミー http://www002.upp.so-net.ne.jp/bach/
問合せ bach@zb3.so-net.ne.jp(バッハアカデミー)
bergheil69@me.com(筒井)  

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E.サティ (1866−1925)
 『星たちの息子』への3つの前奏曲(1891)
J.ハイドン (1697-1773)
 ソナタ Hob.XVI:20 ハ短調(1771)
F.リスト (1811−1886)
 悲しみのゴンドラ第1(1882)
L.v.ベートーヴェン (1770−1827)
 ピアノソナタ第17番(テンペスト)op.31-2 ニ短調(1801/02)

ベヒシュタインの創業者であるカール・ベヒシュタインは1826年(=ベートーヴェンが亡くなる1年前)ドイツのザクセン地方の生まれ。姉の夫がピアノ職人でそのもとで修行を重ね、1849年(ショパンが亡くなった年)に当時ピアノ製作のメッカであったパリに移住してクリーゲルシュタインの工房に入ります。

このころのクリーゲルシュタインは1841年に弦を押さえるためのアグラフという部品(アグラフという機構自体は1808年にエラールが鉄骨に装備する形で開発)を開発、1846年にはエラールと異なる機構のダブルエスケープメントアクションの特許を申請し、1850年に自らのアトリエを設立・・・というまさに破竹の勢いのタイミングで、カール・ベヒシュタインにとって極めて意義深い修行だったと思われます。

カール・ベヒシュタインがベルリンでベヒシュタイン社を創業したのは1853年のこと、ベヒシュタインのピアノの構造的特徴は「総アグラフ」なのですが、これはクリーゲルシュタインの工房で修行したためと推測するのが自然でしょう。また、あまり知られていませんが、初期のベヒシュタインにはエラールの設計が色濃く反映されており、師匠のクリーゲルシュタインが勉強して(盗んでw)きた先駆者でありライバルでもあるエラールの設計を同じように勉強させたのかも知れんなぁぁぁ・・・とか邪推するのも愉しいです。

このように、カール・ベヒシュタインの生涯をたどると実はフランスのピアノ製作の伝統を継承した部分が相当に大きく、ベヒシュタインをその日本人にとっていかにもドイツ的な「BECHSTEIN」という名前wだけで「ドイツのピアノ」としてのみ理解してしまってはならないと思います。ドビュッシーは「ピアノ音楽はベヒシュタインのために書かれるべきだ」という言葉を残していますが、実は何も不思議なハナシではございませんぞ。

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