桜の樹の下には屍体が埋まつてゐる/タンバール(Thambar)9cmF2.2
<桜の樹の下には屍体が埋まつてゐる>
江戸川公園(江戸川橋) 2018.3.28.
f2.3(センターフィルター付) 1/3200sec. (ISO200)
Camera: SONY NEX-3 Lens: LEITZ Thambar 9cm F2.2
昨日(3/28)の茗荷谷〜江戸川橋散歩、iPhoneだけで撮るのはさすがにもったいなく、戦前ライツ社の妖玉:タンバール9cmを久々に持ち出しました。1934年から10年ちょいの期間で3000本弱しか生産されず、しかもプロが散々に使い倒した玉でしょうから、実残存本数はどの程度なのでしょうか。つい最近、ライツ社が復刻版を生産してぼちぼちと世界中のマニアの手に渡り始めているようです。くっっっそ高くて呆れましたが、経済活動のためには必要ですね〜(・x・ゞ
Camera: SONY NEX-3 Lens: LEITZ Thambar 9cm F2.2
球面レンズでは光軸から離れた光はうまいこと結像できない(点が点にならないとか直線が曲がっちまうとかですネ)のですが、それを逆に「味」として活かそうとして設計されたのがこの鏡玉。単純に申し上げて、イイ感じにボケさせようとしたレンズですわ。
筑波大学附属高校正門前 2018.3.28.
f2.5(センターフィルター付) 1/3200sec. (ISO200)
Camera: SONY NEX-3 Lens: LEITZ Thambar 9cm F2.2
単純にピンボケにしたのでは「表現」になんぞならないのは、誰でも判断できようかと。実はこのレンズはもとは意外とシャープで、それを絞りを開けるにしたがって「滲ませる」のが狙いと見ています。しかもそのボケを感覚的に「イイ感じ」にさせよう・・・という「理論と感覚との融合」を狙った実に意欲的なレンズなんですね〜。
筑波大学附属高校正門前 2018.3.28.
f2.5(センターフィルター付) 1/2500sec. (ISO200)
Camera: SONY NEX-3 Lens: LEITZ Thambar 9cm F2.2
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