12月16日『チェンバロは語り、歌い、踊る ACT.6』実況動画:ロワイエ『クラヴサン組曲』から『Le Vertigo/めまい』を、フレンチクラヴサンで
2017年12月16日におこなった演奏会『チェンバロは語り、歌い、踊る ACT.6』本編後半で弾いた、ロワイエ(c.1705-1755)の「クラヴサン曲集」から『Le Vertigo/めまい』です。
ロワイエの「クラヴサン曲集」の出版は1746年・・・ということはJ.S.バッハの亡くなる4年前であると同時に、W.A.モーツァルトが生まれるたった10年前だったりします。おふらんすなバロック音楽の世界が爛熟していた時代のクラヴサン音楽で、とりわけこの動画の『Le Vertigo/めまい』はかなりぶっ飛んでいますよ〜 (`・ω・´)シャキーン
チェンバロは優雅で繊細でか弱い楽器・・・という美しいイメージ自体は決して誤りではございませんが、それだけに留まる楽器では、ピアノの誕生以前の鍵盤楽器として表舞台に立ち続けられるハズがございませぬ。時代も国も違えば言葉も楽器の好みも異なってくるのは理の当然でして、現代のようにいわゆる「グローバライゼイション」に対する一面的理解のもとに画一化がまかり通ることなんぞあろうはずがない、多種多様で豊かな世界が昔の世界だったのでしょう。論より証拠、このような世界もチェンバロの世界の一面です。どうぞお楽しみくださいませ!
« とん平@登戸 | トップページ | シベリウスの『樅の木 op.75-5』を、ウィーン式アクションの1894年製ベーゼンドルファーで »
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 12月16日『チェンバロは語り、歌い、踊る ACT.6』実況動画:ロワイエ『クラヴサン組曲』から『Le Vertigo/めまい』を、フレンチクラヴサンで:
« とん平@登戸 | トップページ | シベリウスの『樅の木 op.75-5』を、ウィーン式アクションの1894年製ベーゼンドルファーで »
コメント