ブラームス『間奏曲 op.119-1』を、1894年製ウィーン式アクションのベーゼンドルファーで
ブラームス(1833-1897)は、最晩年の1892年にop.116〜119のピアノ小品集をまとめて書いていまして。そのラスト『4つの小品 op.119』より第1曲「間奏曲/Intermezzo」を、まさに同じ時期に作られた1894年製ウィーン式アクションのペーゼンドルファー(85鍵)で弾きました。
ブラームスは「分厚すぎ」とか「暑苦しい」とか評されることがかなり多いように感じますが、本当にそうだったのか、非常〜に疑問に思っているワタクシでして。ブラームスの音の使い方はまぁ確かに独特で、さらに普通のピアノ曲とは異なる跳躍技法に満ちていることも原因でしょう、現代のピアノでひたすらに頑張ってしまうと変わり果てた姿になりやすいような気がします。
ところが実は、ブラームスはピアノを弾くときにはショパン同様に「柔らかさ」を常に要求していた作曲家で、このことだけでもブラームスのピアノ演奏の方向は「ひたすらに頑張る」という方向でないことは明らか。これを、現代のピアノよりもはるかに「柔らかさ」を表現しやすいブラームスの時代のピアノで感じ取っていただけると嬉しいです!(・o・ゞ
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