中島みゆき 作詞/作曲『MERRY-GO-ROUND』を、1928年製の西川ベビーオルガンで
いよいよ夏本番、行楽地遊園地などがにぎわう夏休みももうすぐですねん。
実は昨日の館林襲撃は、この動画の収録がメインだったのでした。ふふふ(・x・ゞ
遊園地と言えばメリーゴーランドは必須アイテムでしょう(根拠ナシw)。実はmerry-go-round=メリーゴーラウンドなのですが、まぁカタカナになった時点で細かくツッコむのは野暮でしょねぃ。基本はサーカステントのような大きなテントの下に馬や馬車が設置された騎乗式回転遊具、とのことで、回転すると同時に上下動があって馬の騎乗感を楽しめる、と。そこに流れている音楽は、そう、手回し式オルガンとかストリートオルガンとか称される、小型でぽ〜ぽ〜かわいらしい音のするオルガン音楽が伝統的。この曲『MERRY-GO-ROUND』はまさにこのイメージの曲調で、楽しい楽しい遊園地のさざめきでイントロが始まります。
ですが、作詞作曲が中島みゆきなワケですから、曲調どおりに楽しい歌詞を乗っける手合いではございませぬ。のっけから・・・
<MERRY-GO-ROUND, MERRY-GO-ROUND 後ろ姿と涙たち>
<MERRY-GO-ROUND, MERRY-GO-ROUND いついつまでも>
となんとまぁ、ど〜こが楽しいんだかw。メリーゴーラウンドには楽しみたいから乗るのに、客それぞれの距離は絶っ対に縮まることがなく、しかもみんな進行方向を見るので別の客の<後ろ姿>しか見られない。近づけない相手の背中を追いかける、という同じことを<いついつまでも>繰り返すのが『MERRY-GO-ROUND』の真実。人生をメリーゴーラウンドに例えることは少なくないとは言え・・・勘弁してくれぃwww
さて・・・ここで使っている足踏み式オルガンは戦前(1928年)の西川オルガン改め日本楽器横浜工場製、普通よりもはるかに小さく音域はわずか4オクターヴ。おまけに鍵盤も狭く小さい、いわゆる「ベビーオルガン」と呼ばれているものです。こと楽器に関して言うならば「大は小を兼ねず」が正しく、この反応がよく軽い感じの雰囲気はベビーオルガンでしか出せない素敵な性格。この『MERRY-GO-ROUND』の曲調に合うに違いねぇ・・・というヒラメキがどんぴしゃに当たったのは嬉しいですね〜 (`・ω・´)シャキーン
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はじめまして。
いつも楽しく拝見させていただいております。
私は、ピアノ、チェンバロ、クラヴィコードを楽しみで弾いている者です。
ここ数年、年に一度だけリードオルガンを弾く機会があるのですが、いつも選曲に悩みます。
「メリーゴーランド」、リードオルガンにぴったりなとても楽しい曲ですね。
ぜひ弾いてみたいと思い楽譜を探しましたが、みつかりません。
どちらで購入できますか。
お手数ですが、教えていただけないでしょうか。
投稿: ごん | 2017年10月13日 (金) 17時42分
ごんさん! コメントの通知メールに気づかず、返答が遅くなってしまって申し訳ございませんです!!m(._.)m
この『MERRY-GO-ROUND』は中島みゆきのアルバム『短篇集』所収でして、これと合わせて出版された楽譜に入っています。非常に都合の良いw編曲でして、指遣いを工夫すれば音域などなど全く変更せずにできたのが驚きです。
ヤマハミュージックメディア刊、ここからどうぞ!
http://www.ymm.co.jp/p/detail.php?code=GTP251660
投稿: 筒井一貴/本人 | 2017年10月31日 (火) 09時37分