中島みゆき 作詞・作曲『風の笛』ピアノソロ:1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)使用
5月になりました。今年の1/3が過ぎ去って・・・きゃ〜(^^;;;;;
ほぼ月イチの中島みゆきonアンティークベーゼンドルファー、今回は《常夜灯》に収録されている『風の笛』です。
風がさわやかなこの季節は絶好の行楽シーズン。タイトルの『風の笛』はいかにもそんなイメージなのですが、当然ながら、中島みゆきの詩がそんなに単純であるハズがございませぬ(・x・ゞ
<言葉に出せば通じることもある
言葉に出せばこじれることもある>
人と人とのコミュニケーションの簡単さ難しさ/単純さ複雑さを易しく/優しく語ると、まぁ意外とこんなもんですよね。「言葉」とは人類にのみ許されたのかも知れないとてもとても大切なお道具ですが、これほどまでに使い方がバラバラなお道具も他にないのでは・・・と思うときすらあります。方向は違えど、音楽もなかなかバラバラだとも思います。
<言葉に出せない思いの代りに ささやかに吹け風の笛>
想いが強過ぎると言葉にならない・・・という経験は誰しもあると思いますが、この詩はそれをうたっているわけではありませんね。
どうしても言葉が伝わらずに説明すればするほどいわゆる「真意」から離れてしまうことが度重なると、それよりは沈黙を選ぶ・・・というかなり厳しい状況が世の中には少なからず。さらには、自分の思いを言葉にするのがそもそも苦手なひとも少なからずなはず。言葉でなく風にのって伝わったらいいのにね・・・
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