スクリアビンの命日によせて『前奏曲集 op.11』から第9曲&第10曲を、ペトロフのアップライトピアノで
本日(4/27)はロシアの作曲家:スクリアビンの命日ですよ〜。
『前奏曲集 op.11』から、第9曲と第10曲をチェコのペトロフの中型アップライトピアノ(125cm)で弾きました。
ペトロフのアップライトピアノは一般的な「アップライトピアノ」のイメージをはるかに逸脱wした高いレベルの楽器なのですが、この2017年現在でもなかなかその意味が理解されていないフシがあります。海外一流品は得てして工場出荷時のオリジナル調整(と言うのか?w)だけではその製品の真価が発揮されず、日本人が「ジャパンクォリティ」で再度精密調整をすると大化けする・・・ということ、さまざまな分野で耳にするような気がいたします。まぁちょっと微妙な気持ちにもなりますけどねぃ(・x・ゞ
ペトロフは今でも「昔ながらの素性の良い」アップライトピアノを「昔ながらに普通に」作っており、作っているチェコ人たちがただ「昔ながらに普通に作っている」だけなので実は知らないw真の力量を引き出しているのが日本のピアノプレップ。中型のアップライトピアノでこれだけの低音が鳴り響かせられて雰囲気の変化も引き出せるのは、この現代の新品ピアノでそうそうあるモンぢゃございません。
・・・そう言えば、イタリアのファツィオリの真の力量を引き出してショパンコンクールに持って行ったのも日本人調律師の越智氏。ピアノプレップの山内氏もピアノフォルティの越智氏もやっている基本は同じ。「ゴマかしを排して基本的な調整の方向をひたすら丁寧に」という、マトモに時間をかけた精密調整、というところこそがミソであります。時間をかけないのがプロだという怪釈wもございましょうが、このような怪釈のもとではほとんどが「時間をかけないために手を抜く」というゴマかしになります。ココに気づける消費者にならないと、この現代、簡単に騙されてしまいますぞ。
チェコ製ピアノ「ペトロフ」専門店 ピアノプレップ:http://www.pianoprep.jp/
ファツィオリ(Fazioli)日本総代理店 ピアノフォルティ:https://www.fazioli.co.jp/
« 春の便り、たけのこ到着 | トップページ | 中島みゆき 作詞・作曲『風の笛』ピアノソロ:1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)使用 »
« 春の便り、たけのこ到着 | トップページ | 中島みゆき 作詞・作曲『風の笛』ピアノソロ:1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)使用 »
コメント