シューベルト『野ばら D257』を、1927年ヤマハ製ベビーオルガンで
先日アップした4オクターヴのオルガン(https://bergheil.air-nifty.com/blog/2017/02/woo571928-5763.html)よりさらに音域の狭い、なんと3オクターヴと1音(=39鍵盤)のベビーオルガンで、シューベルトの『野ばら D257』を弾きました。
この音域はめっちゃ狭いように思えますが、ヘ音記号の一番下の「ファ」〜ト音記号の一番上「ソ」までの3オクターヴと一音という、上下二段の「大譜表」の音域を加線を使わずにフルにカバーする「完璧な音域」なのです! (`・ω・´)シャキーン
このオルガン、さらにコンパクトで構造が単純で軽いためでしょうか、とにかく反応が早く、良〜く鳴ります。リードオルガンは圧力を下げたところに空気を送る仕組みですからどうしても音の立ち上がりが鈍くなりがちですが、このベビーオルガンはかなり健闘していると見てよかろうと思います。
「音」の力の不思議さは人智を越える「ナニか」があるような気がしており、このベビーオルガンのように小さく単純でプリミティヴな楽器にこそ、この「ナニか」が詰まっているのではないでしょうか?
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