フォト

カテゴリー

« メンデルスゾーンの命日によせて「2つの小品 WoO 19」から『アンダンテ・カンタービレ MWV U 93』を、ペトロフの小型グランドピアノ(159cm)で | トップページ | 中島みゆき 作詞/作曲『愛される花、愛されぬ花』ピアノソロ:1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)で »

2016年11月 8日 (火)

フランクの命日によせて「L'Organiste」から『OFFERTOIRE(変ホ長調と変ホ短調による7つの小品の第7曲)』を、ヤマハのリードオルガン(1948年製)で

本日(11/8)は、セザール・フランク(1822-1890))の命日ですよ〜。

フランクと言えば、誰が何と言おうと不朽の『ヴァイオリン・ソナタ』ですが、オルガンのための一連の作品もきはめて大切な一群です。謙虚、善良、無欲、無私・・・というようなフランクの人となりは、それがために不遇の生涯を送ってしまうほどに地味ではありましたが、声高に主張せぬその芸術はまさに「孤高」と言うべき存在と思います。

そのフランクが最晩年に作曲し続け、その悲劇的な死(1890.11.8.)によって中断されてしまった、室内用足踏み式オルガンの一種、ハルモニウムのための曲集:『L'Organiste』から『OFFERTOIRE(変ホ長調と変ホ短調による7つの小品の第7曲)を、大戦後間もなくの1948年ヤマハ製、一般家庭に多数出回ったポピュラーな足踏み式リードオルガンで弾きました。

いささか晦渋な一面も備えているのがフランクの作品ですが、この曲が入っている『L'Organiste』は、いかにも慎ましく敬虔で素朴なフランクの姿を見せてくれているような気がします。

この動画で使っているリードオルガンは、才気堂の渡邉祐治氏の修復による、YAMAHAの1948年製。一般家庭に多数出回ったポピュラーなモデルです。氏は単なるピアノ調律師の枠をはるかに飛び越えた大変な才人、底知れぬ発想にはいつも楽しい絶望感を感じさせられてしまっています(・o・ゞ

« メンデルスゾーンの命日によせて「2つの小品 WoO 19」から『アンダンテ・カンタービレ MWV U 93』を、ペトロフの小型グランドピアノ(159cm)で | トップページ | 中島みゆき 作詞/作曲『愛される花、愛されぬ花』ピアノソロ:1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)で »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« メンデルスゾーンの命日によせて「2つの小品 WoO 19」から『アンダンテ・カンタービレ MWV U 93』を、ペトロフの小型グランドピアノ(159cm)で | トップページ | 中島みゆき 作詞/作曲『愛される花、愛されぬ花』ピアノソロ:1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ(ウィーン式アクション/85鍵)で »

2025年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のコメント

無料ブログはココログ