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2016年10月26日 (水)

ドメニコ・スカルラッティ生誕祭によせて、ソナタ K.308 / L.359 をイタリアンチェンバロで

本日(10/26)は、ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)の誕生日ですよ〜。

ドメニコ・スカルラッティは、バッハとヘンデルと同じ生年、鍵盤楽器音楽の大家として知られており、現代のピアノでも比較的頻繁に演奏されることが多い作曲家ですね。ドメニコはナポリに生まれ、リスボンに移ってポルトガル王女バルバラに音楽を教え、バルバラがスペイン王家に嫁ぐとともにマドリードに移住、そのまま後半生を過ごしています。

ドメニコの周辺に響いていたチェンバロの音色は基本的にイタリアそしてイベリア半島のそれで、誤解を恐れずに情緒的な表現をすると、飾りっけのない素朴な響きとそれを支えるバリっとした低音、そして甘く優しく歌う高音かなぁと。

新潟は三条市の旧下田(しただ)村在住のチェンバロ&クラヴィコード製作家:高橋靖志氏による、17世紀イタリアのスタイルに基づくオリジナル設計の1段チェンバロで、K.308 / L.359 のハ長調のソナタをどうぞ。

チェンバロはその機構上、さまざまな強弱表現を駆使するのが非常に難しいのは確かですが、そのことが楽器としての「格」を落とすことはありませんでした。まして「チェンバロに強弱がつかなかったから不満に思った技術者がピアノを発明した」なんてぇトンでもない言いがかりw。チェンバロがピアノ以前300年以上にわたって楽器として使われ続けてきた史実、もちっと認識して欲しいなぁ、と (`・ω・´)シャキーン

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