ショパン/ワルツ第3番 op.34-2を1843年プレイエル製スクエアピアノで
三寒四温の時期・・・なのかも知れませんが、それどころか、一気に寒くなりましたねぃ。花冷えにもまだまだ早いし(・o・ゞ
さて、安定の1843年プレイエル製のスクエアピアノで、ショパンのワルツ op.34-2(第3番)です。この楽器にはオリジナルのいわゆる「第二響板」が残っており、それをセットして弾きました。
ショパンのワルツの名称、楽譜でもCDでもたいていは第1番のop.18が「華麗なる大円舞曲/Grande valse brillante」と称され、第2〜4番のop.34が「華麗なる円舞曲/Valse brillante」と称されていますが、この第3番:op.34-2って物憂げなワルツなのにど〜して「華麗なる」なのかなぁ・・・と思ったことはありませんか?
実はショパンはop.18にのみ「Valse brillante」という表記をして、op.34には「Valse」という表記しかしていないのでありま〜す。ですから、ショパンの意図は、第1番のop.18が「華麗なる円舞曲」であって、第2〜4番のop.34は単なる「円舞曲」なのです。出版社がおそらくは売らんがために勝手につけ加えた通称、訂正されることはないかもしれませんね〜(・o・ゞ
ショパン
『3つのワルツ op.34』より、第2曲 イ短調(ワルツ第3番)
プレイエル1843年製スクエアピアノ(個人蔵)
修復:ピアノバルロン・ジャパン 和田明子
演奏:筒井一貴
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