ルドルフ・ゼルキンの「月光」シングルLP(1965年)をポータブルレコードプレイヤーで
CDと違ってレコードを聴くためには「それなりの儀式」が必要で、その儀式が繊細で丁寧であればあるほど霊験がアラタカである! というのは確かに真実ではありますが・・・真逆に近い世界に触れられて、イヤ驚きました(・o・ゞ
2016年1月半ばに楽しい楽しいピアノ調律師/リードオルガン修復などなどの「才気堂」渡邉祐治さん主催で敢行された、第二回「レコード合宿」in 館林 にて・・・片手で簡単に持ち運びできるトーンアームまでがプラスチック製のポータブルレコードプレイヤー(ナショナル製)の音がなんだか妙〜にイイのですよ。35年ほど昔に聴いていた33回転のシングルLPをiPhone4Sでモノラル収録してみました。ルドルフ・ゼルキンによるベートーヴェンの「月光」の第二・第三楽章、CBSでクレジットは1965.6.となっています。
ただ、このプレイヤーの回転数がかなり高く、音の高さがA=458Hzぐらいにまで上がってしまってます。だいたい半音上がっているwので妙〜に派手できらびやかwな再生で、第3楽章の体感スピードも相〜当に速くなってますね〜www。
考えてみれば、昔はこのようなポータブルレコードプレイヤーが各家庭に一台ぐらいはあったハズですから、その1/1000しか残ってないとしても一万台近くは意外とどこかに眠っているのではないでしょうか? このような電気製品は単純ですし、基本をちょっと教われば簡単に復活させられるのではなかろうかと(ついでにピッチコントロールぐらいはつけたいカモw)。
・・・世知辛い現代へのウルオイ補給はここからやるのも一興かしらんw(・o・ゞ
ものの数十年前のナニゴトも手軽ではなかった時代、その中でなんとかして手軽さをウリにしようとして、ユニークで痛快で愉しく、時には大いなる勘違いwにも満ちた星の数ほどの着想の数々。完璧が当たり前なギスギスした現代に生きる我々が懐古趣味でなく思い返してみると、どこかしらになにかしら発見がありそうな(・o・ゞ
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