『音楽をする』とは?・・・聴覚障害を持つパーカッショニスト:エヴェリン・グレニーは語る
12歳にして全聴力を失ったエヴェリン・グレニーは、そのころに打楽器の先生につき、そしてロンドンの王立音楽院の打楽器科に合格、自らの人生を切り拓き続けています。ティンパニのチューニングはメーター無しでできます(眼はメーターの針の位置は感知しますが、音が「合っているかどうか」は感知できませんからね〜)。
『低音域は下半身、中音域は胴体、高音域は頬骨のあたりで感じます』
生物はいかにして外界の変化を検知するか、そしてその検知した結果が餌なのか敵なのか素早く判別できたものだけが生き残るという、弱肉強食だけではなく化かし合いwの世界で子孫を残して来ました(単に自分の直感、定説は知らんけど(・x・ゞ)。「耳」という器官は人間の身体に備わる検知器官の中でも「特定振動の検知」が最も得意な器官の一つ(「眼」も「特定振動検知器官」ですからネ)に過ぎず、空気振動は物理的に全身に降り注ぎますので、我々が鼓膜の振動w以外で音を捉えないなんてぇことはそもそも物理的/原理的に不可能です。だからこそ気づくのが大変なのですが(・o・ゞ
・・・わかりやすいところでは流行りの「ハイレゾオーディオ」の宣伝wに端を発し、若者にしか検知されないモスキート音の活用とか、風力発電所近くでの低周波問題とか、一見(一聴?)聴こえないのに我々が感じている音(=振動)はいくらでもあります。
以上は単に物理的な「イチャモンつけw」に過ぎませんが、下リンクのインタビューの中でエヴェリン・グレニーは『音楽をすることは単に鼓膜を振動させる以上に、いかに多くの機能を使うものであるか』について語っています。自分の内で感じてそれを表現することがいかに大切であるか、そしてそのための感覚の錬磨こそがいかに大切であるか!
是非とも、このインタビュー記事をお読みになってくださいませ。まことに示唆に富んでおり、いやはや、世界は広いです!
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