lilypondを使った移調楽譜作成、楽しい落とし穴
前の記事で、lilypondは移調を簡単にやってくれることを書きましたが、世の中それだけで全て済むほど甘くはございませぬ (・∀・)ニヤニヤ
変ロ長調(♭2つ)で始まっていてロ長調(♯5つ)に転調する箇所がある原曲を・・・『ホ長調(♯4つ)で始まるように移調する』というお題。ココでピンときた方は、楽典の基礎が「応用できる」レベルになっている方でありま〜す(・x・ゞ
変ロ長調からホ長調に移調するためには「\transpose bes e << ほにゃらら >>」で充分なのですが、それをそのまんま♯5つのロ長調の部分にも適用すると、このようになかなか阿鼻叫喚な楽譜wになってしまうんですね〜。
変ロ長調(♭2つ)からホ長調(♯4つ)に移調するには「♯を6つ増やす」のですが、ロ長調(♯5つ)にそれをそのまま適用すると「♯11個」となってしまい、理論的には間違っていませんが表記的には破綻wしてしまうのでした。それを解決するためには「♯6つは♭6つと読み替え可能」という小ネタを思い出して、♯5つのロ長調の部分では♭を6つ増やして♭1つのヘ長調に移調する必要がありま〜す。1枚めと音符の配置や改行が変わっているところもミソ!
lilypondを使っていると思わぬ表記が現れて来るときもあり、それにウケつつ音楽の正確な理解もできて、なかなか楽しいですよ〜♪
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