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2015年8月 4日 (火)

9月15日/古典鍵盤楽器 徒然草 四 〜ショパンに続く道程〜

ショパンと言えばプレイエルピアノ・・・というのは今ではかなり有名になりましたが、ショパンはプレイエルピアノがないところで育っていることに気づいている人は極めて少ないです。この演奏会では『プレイエル以前のショパン』に焦点を当てます。

2015年9月15日(火)19時開演(18時半開場)
古典鍵盤楽器 徒然草 四 ~ショパンに続く道程~
 池袋、自由学園明日館 Room1925(重要文化財)
<使用楽器>
Johann Georg Gröber 製作(1820年オリジナル
 ウィーン式6オクターヴ フォルテピアノ

入場料:3000円(収益の一部を東日本大震災復興義捐金といたします)
お問い合わせ/お申し込みbergheil69@me.com

Myonichi_map

ショパンという、当時においても別格な特異点的な存在が生まれた1800年代初頭のポーランドには、それこそどこでもウィーン式のピアノが存在していました。まさにその時代のオリジナルのフォルテピアノを使って、若きショパンが親しんでいた作曲家の作品を前半に、後半にはショパンのワルシャワ時代のポロネーズ(遺作)とパリに居を構えて間もなくのマズルカを据えました。

ショパンが特異点とは言っても、あくまでも伝統から生まれた存在。ショパンは1810年生まれ、その頃の音楽のあちらこちらにいわば「ショパンらしさ」があるのはむしろ当然で、それを1820年代のオリジナルフォルテピアノで体験できる機会には大きな意味があります。

加えて、初代プレイエル(Ignaz Pleyel)はウィーン出身の作曲家そしてピアノメーカーですから、ショパンの創造力の源泉として少年期に体験していたウィーン式フォルテピアノが重要な役割を果たしていたこと、もっともっと重要視されるべきと思います。

・・・論より証拠、まずは体験するところからお楽しみください!
会場は、旧帝国ホテルの設計などで有名な建築家:フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)の設計による、重要文化財:自由学園明日館(みょうにちかん)です。池袋駅からものの6〜7分という至便な場所でありながらこのようにタイムスリップできる場所はそうそうございません。

<プログラム>
フィールド (1782-1837)
 ノクターン ヘ長調 H.40(第6番)
カルクブレンナー (1785-1849)
 『お手をどうぞ』による幻想曲 op.33
フィールド (1782-1837)
 ノクターン イ長調 H.36(第4番)
フムメル (1778-1837)
 ポロネーズ『気まぐれな麗人』変ロ長調 op.55
オギニスキ (1765-1833)
  ポロネーズ『さらば祖国よ』イ短調
ショパン (1810-1849)
  ポロネーズ(遺作)変イ長調 B.5 / KK IVa-2 / WN3
  ポロネーズ(遺作)変ロ短調 B.13 / KK IVa-5 / WN10
  ポロネーズ(遺作 op.71-2)変ロ長調 B.24 / WN15
  4つのマズルカ op.7

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